クレオ@ナルシス・ブラン・ホテル(パリ7区)

「ナルシス・ブラン・ホテル」のレストラン「クレオ」でランチ。

フェミニンな内装が素敵なサロンもよいけれど、この季節なので、緑豊かなテラスのテーブルをもらってロゼで乾杯。

オープン当時に一度来て以来。

今のシェフ、ブルノ・オバンは、エリック・フレションと元に長くいた料理人。ル・ブリストルの三つ星に続き、フレションプロデュースの「ル・ドラグストア」のシェフも勤めてた。フレション話で盛り上がる。

きゅうりとココナッツのスープに続く、白アスパラガス&ノワゼットフィナンシエが素敵!

この二つの食材、定番の組み合わせだけど、ノワゼットを薄いサブレに焼き上げていて、そこに白アスパラガスが組み込まれている。ほんのり甘くてジューシーで、とっても好き。味噌&ヴァニラ風味のサバイヨンもいい感じで、ほとんどお菓子感覚。友人も大絶賛。

背肉&腿肉の乳飲み仔牛のジュの力強さに、フレション感じるなぁ。キュイソンも上手。レモンコンフィが香るグリーンピースもよい感じ。

バジルを香らせたいちごはほんのり加熱して味をぎゅっと。

店内もテラスも満席なのに、たった二人で昼のサーヴィスしているそう。大変!そして偉いな、このクオリティを出していて。

食後に出てきたブルノシェフ、近くのテーブルでシャンパーニュランチしているご近所常連らしい老婦人たちのテーブルでおしゃべりしてる。常連夫人のお友達の91歳を祝すランチだったと聞き、すぐにキャンドル運んできてくれるブルノ、優しいね。ブルノが去った後、老婦人たちとしばしおしゃべり楽しむ。いいな、こんなおばあちゃまになって、91歳の誕生日をシャンパーニュランチで祝いたい♪


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年5月31日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。