こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
台湾訪問2日目です。今日は蔡英文総統に表敬訪問するというメインイベントも含めて盛りだくさんの一日。
私のTwitter…改めXで、可能な限りリアルタイムで情報を発信しています。
日本語での情報発信もいただき感謝です。議員間外交をさらに深めていきたいと存じます。
動画での報告もぜひご覧くださいませ。
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さて、今日のブログでは印象的だった台湾の第三極・国民民衆党についてを。
台湾の政治は民進党と国民党による典型的な「二大政党制」ですが、目下のところ急伸長しているのが国民民衆党です。
台北市長を務めたエリート医師・柯文哲のカリスマ性と突破力により、来年の総統選挙でも台風の目・ダークホースになるのではないかと目されています。
実際にあった柯文哲氏は、なんとも言えぬ異彩を放つ政治家でした。政治家らしい挨拶なんて全然しないっ!笑
台湾の政治は、対立争点のほとんどが中国との関係・距離感という中で、
「我々は統一か独立かというイデオロギー論争とは一線を画し、理性的・現実的・科学的な政策を進めていく」
という柯文哲氏の主張には、強い説得力を感じました。イデオロギー論争はせず、実際に役立つ政策を実現していく「プラグマティズム」を唱える維新とも近しい部分があります。
そして実際に政策提言するだけではなく、市長として実現してきた実績・実行力が信頼されているのだとも。
おや、このあたりもどこかで聞いたことがあるような…?!
とはいえ台湾で第三極が総統の座を射止めたことはなく、少し前に一斉を風靡した新党「時代力量」もブームが去り、今は小さな政治勢力に留まっています。
柯文哲氏の独特なキャラクターとも相まって、台湾政界で二大政党以外による「政権交代」が果たして実現するのか?手堅く民進党が総統の座を保持し続けるのか?
今回の訪問で民進党(蔡英文総統)、国民党(王金平前院長)、民衆党(柯文哲主席)それぞれとコンタクトしたことで、ますます目が離せなくなってきました。
帰国後も台湾情勢については、引き続きブログや各種SNSで情報発信を続けていく所存です。
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明日3日は被災地視察をし、日本に帰ります!
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年8月2日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。