どうしてもマイナンバー制度が受け入れられない人々へ

東京新聞サイトに「他人のマイナ保険証 顔写真かぶったら使えた…「なりすましできてしまう」医師懸念【実験動画】」という記事が8月2日20時に掲載された。

他人の顔写真をお面にしてかぶった人が、その他人のマイナ保険証を使って顔認証を試みたところ、あっさり認証された。警鐘を鳴らすために一部始終を動画で公開した、という記事である。

ハロウィンか!

お面をつけて来院しても、この医師は不審者とは思わないのだろうか。顔写真もない紙の保険証であれば、なりすましは避けられるのだろうか。

東京新聞は、ドナルド・トランプのお面をつけた人に独占インタビューするのか。

マイナンバー制度が受け入れられない人々は、もっとまともな反対理由を話してほしい。こんな動画はこの医師が、そして東京新聞が理性的でないと示すだけだ。

マイナンバーを巡る混乱を収める方向で、今後について理性的に議論するために、情報通信政策フォーラム(ICPF)では連続オンラインセミナーを開催することにした。どうぞ、反対派の方々も参加し、理性的に意見を表明ください。

セミナー1:8月24日木曜日 デジタル社会の利器にするために
セミナー2:9月28日木曜日 エストニアに学ぶ
セミナー3:10月26日木曜日 国民主体での医療データの活用