日本経済新聞によると、今年1月-6月の自動車輸出台数で日本が中国に抜かれたことが分かりました。これで中国は世界最大の自動車輸出国となり、一時代を築いた日本の自動車産業が斜陽に突入していることを象徴的に表しています。
中国の自動車輸出、日本抜き世界首位 1~6月EVけん引https://t.co/JFIBPZKmG4
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) August 5, 2023
中国自動車メーカー好調の要因には西側諸国がウクライナ戦争の影響でロシア市場から撤退する中、逆に中国メーカーが積極的に参入していることが挙げられます。
中国の2023年1~6月期の自動車輸出は、前年同期比75.7%増の214万台。日本の202万3,000台(16.8%増)を超え世界1位。
214万台のうち、EVなど新エネルギー車は53万4000台で、前年同期の2.6倍増。1~5月の輸出先ではロシアが28万7000台で最多。EVはベルギー、英、タイへの輸出が多い。 #中国
— China Tips by myokoi (@myokoi1962) August 6, 2023
また、何と言っても価格帯が安いことが世界中の消費者や法人を中国車に向かわせている誘因なのではないでしょうか?
実際、中国の自動車メーカーは日本でも法人向けに活路を見出しているようです。
え… 佐川急便で中国のEV 7000台導入するらしいけど、中国の電気自動車が日本の安全基準クリアしたってこと?!商用車だから少し緩いのかもしれないけど、日本の道路走らせられる技術はあるんだね。これで安いんだから日本メーカーヤバイ。 pic.twitter.com/8qUtRBhYmq
— こだわり氏 (@kodawarishi) April 13, 2021
EVの本質は、システムズエンジニアリングでありソフトウェア。
そこさえ抑えていれば許されると思う大阪万博の「〝中国製〟バス100台」に疑問 国内EVバス市場にも変化か 「重要な技術も使われている」 https://t.co/iblF2DEkZr
— もりだい (@mori_dai) August 1, 2023
日本国内ではまだまだ日本車が優勢ですが、その中でも中国EVメーカーのBYDは無料乗車キャンペーンを打ち出し、日本のマーケットへの進出を試みています。
#BYD の無料⁈貸し出しキャンペーンへ応募してみたLol
e-Mobility Powerと云うトコが運営する⁈チャデモや普通充電を利用するみたい…最寄りのチャデモは日産デェ〜ラーで現在の最高S⁈の90kw #TOYOTA デェ〜ラーはヤバいLol
普通充電しかねーLol
さぁ〜中国販売数で #tesla を越した実力は如何に pic.twitter.com/4unY7aN3YO— ふわとろからあげ (@FuWaToRoKaRaAGe) November 2, 2022
一時日本から撤退していた韓国自動車メーカーのヒョンデもオンライン限定で日本市場に再参入をするそうです。変われない日本の自動車メーカーの足元が見られているのでしょうか?
韓流おもてなしと日本化で市場攻略 ヒョンデ日本法人社長が「日本車以上」に意欲https://t.co/LJzcFlpIzr
今年5月までの1年間で、EV「IONIQ5」を中心に約700台を販売。充電インフラなど環境整備の遅れを指摘しながらも「ポジティブな反応を得られた」とし、ラインアップを拡充する考え
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 4, 2023
しかし、好況を賑わしている日本のお隣の国々の自動車産業ですが、自動車産業自体は斜陽産業です。
池田信夫 blog : 自動車メーカーはライドシェアで「爆縮」するhttps://t.co/X39hdypG26
— 池田信夫 (@ikedanob) November 26, 2021
そのため、日本の自動車業界がこれからも国際的競争力を維持しようと思えばライドシェア解禁は待ったなしの状況ですが、タクシー業界の反対により、それさえも出来ていません。
日本の自動車産業に未来はあるのでしょうか?