「クリスティーズ」の壁に、アルフレッド・ステヴァンスが描いた素敵なサラ・ベルナールの絵画が掛かっていた。刺激されて、そのまま、シャンゼリゼ渡って、「プチ・パレ」の”サラ・ベルナール”展へ。
ベルエポックのパリを華やかに生きた大女優、今年没後100年。
この美術館が所有する、サラ・ベルナールといえばこの肖像画!をはじめ、ジョルジュ・クラランによるさまざまな肖像画がとても美しい。
この画家、ミュシャ同様ベルナールのお抱え的な存在。パレ・ガルニエのフォワイエ天井画やブルス・ド・コメルスのドーム天井画も手がけているそうで、これぞ正統派サロン!的な画家だったのでしょう。ベルナールの肖像画は、正統の中にショービズならではの蠱惑的な華やかさも描かれていて、目を惹かれる。
自身も絵を描いていて、なかなかお上手。多彩なアーティスト。
”サラ・ベルナールって、バレエ作品の題材になるよね。パリでだれかいい振付家が手がけてくれればいいのにね〜”とおしゃべり。バレエ作品になったら、誰がこの役踊れるかしら?
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ルネ・ラリックデザインのコスチュームジュエリー。これ見たくて来た。
”もしも一つもらえるなら”は、もちろんこのハスの花。
ルネ・ラリックデザインのコスチュームジュエリー。これ見たくて来た。”もしも一つもらえるなら”は、もちろんこのハスの花。
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セーヌを渡っておうちに帰ろう。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年6月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。