ノワールムティエ島と本土をつなぐ道は、幹線道路の橋以外に、1日に2度、干潮で道が現れると時に数時間だけ渡れる”パサージュ・デュ・ゴア”がある。
23日、往路。干潮まで3時間。どんどん水が引いていくのがわかる。
ノワールムティエ島のレ・ダム海岸をぶらぶら。
この海岸、ちっちゃくて、細かい砂が足に心地よくて、のんびりしてて、小さな森に隣接してて、気に入っている。
昔から好きなサブレを買い込み、かじりながら海眺めて、貝殻集め。
この海岸に2〜3泊してのんびり過ごしたいな〜、とかねてから思ってるけど、毎回1時間くらいの滞在で終わっちゃう。
ボーーーンジュー、かわいいかわいいカピュサン!
おっきくなったね~、恋しかったよ~。たっぷり撫でさせて、抱っこさせて♪ カピュサンは、今年のミシュランで3つ星になったアレクサンドル・クイヨンの飼い猫。
アレクサンドル&セリーヌ・クイヨンの「ラ・マリーヌ」を訪ねて、はるばるノワールムティエ島に。
初めて彼らのレストランに来た時は、無星だった。2度目は1つ星、3&4度目は2つ星、そして今回は3つ星。ここに至るまでの、彼らの堅実かつ情熱あふれる歩みに、ただただ感動&拍手。
おめでとうセリーヌ&アレックス。ブラヴォー、「ラ・マリーヌ」の皆さん!
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これをして、ミシュランに3つ星を確信させた、と言う、鯖。狂おしいおいしさ。
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自家製パンと海藻バター、お見事!これとシャンパーニュだけで、十分幸せ。
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真夏。夕食後、まだまだ西日がきれい。
おいしくて香り高い菜園&庭園で、きゅうりバリバリ、ハーブすりすりくんくん、花&葉っぱもぐもぐ。
いいなぁ、ヴェルヴェーヌの茂み。この間、マウロ農園で根付きのヴェルヴェーヌをもらってきて、見事に枯らしてしまった(香り高い乾燥ヴェルヴェーヌにはなった)。緑の指が欲しい・・。
「ラ・マリーヌ」&「ラ・ターブル・デリーズ」でたっぷりおいしいご飯食べ、キャプサンに最後のちゅ〜。またね、キャプサン、元気でね。
帰り道。今まで本土とノワールムティエ島を5往復して、今回が3度目のパサージュ・デュ・ゴア通過。
思い切り干潮のタイミングで、道がとっても広い。初めての時は、潮がどんどん上がってくる時間帯で、車体はかなり水に浸かって、人で例えるならくるぶし上まで水に浸かりながらバシャバシャ歩く感じで、速く走らないと水没しちゃうよ〜!とドキドキした。
今日はとっても安全。途中に車停めて、潮干狩り楽しむ人たちもたくさん。
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塩やパン、サブレと共に持ち帰ったノワールムティエ島土産。
目玉は、ポテトチップス。このポテトチップスの、私は昔から大ファン。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年6月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。