B’zステージ解体と大林・大成JVで鉄骨が落下し人身事故:日本の現場は大丈夫?

アゴラ編集部

19日に東京都中央区八重洲のビル工事現場(「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業工事」)で鉄骨が落下し作業員が転落し、30代と40代の男性作業員2人が死亡し、1人が意識不明の重体、2人が負傷する事故が発生しました。

事故が起こったのは2025年度に完成予定の地上51階建て地下4階の商業ビルの建設現場でした。大手ゼネコンの大林組と大成建設のJV(共同企業体)が工事を請け負っていました。鉄骨は長さ30メートル・重さ15トンと巨大で、警視庁はクレーンのワイヤに不具合があったとみているそうです。

八重洲の事故のようす NHKより

報道では嘘のような再現CGが放映され話題になっています。こんな施工するんでしょうか?

さすがにこんな作業はさせないと思うのですが・・・。

NHKより

玉掛けワイヤーが千切れたとかかクランプ等の吊り具が外れたとかが妥当なのかもしれませんが、確認をせずに作業をするということはあるのでしょうか。

鉄骨が落ちる瞬間が捉えられていました。

建設業界の闇を指摘する人もいます。闇というか現場で働いている人は昔からほとんどが下請けの人なのですが・・・。

再開発事業自体が闇なのかもしれませんが・・・。

大手メディアの取材力・報道能力にも疑問符が投げかけられる事故となりました。

また、18日には福岡ドームで行われたB’zのコンサートのステージセットの解体中にワイヤーで吊るされていた鉄骨が落下しスタッフ7人が重軽傷を負いました。

ライブ会場だった福岡PayPayドーム Wikipediaより

翌週の大阪公演の開催が危ぶまれましたが一部ステージプランを変更して予定通り開催させれるとのことです。

前日のライブ自体は大盛況だったようです。

それにしても、ニッポンの安全神話は優秀な下請けの作業員の献身によって支えられてきていただけなのかもしれません。