個人が勝手に他人を拘束する私人逮捕の動画が、ツイッター(X)やYouTubeで出回っています。
【物議】街角の人を不審者と決めつけ"私人逮捕"、動画投稿に指摘相次ぐhttps://t.co/WnWuEznTck
YouTuberの男性は「炎上狙いで投稿した」と言う。動画では「容疑者」とする人物を交番に連れて行く場面もあるが、捜査関係者は「同種の動画が端緒で容疑者を逮捕することはほとんどない」と説明した。
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 21, 2023
ジャニーズのコンサートに出現して女性転売ヤーを狩る“私人逮捕おじさん”が物議! チケット高額取引の実情と、“私人逮捕おじさん”のメンバー・煉獄コロアキ氏に聞いた真の目的 : https://t.co/Pkgf3SDd62 #その他 #ジャニーズ事務所 #転売 #逮捕
— 週刊女性PRIME (@shujoprime) September 22, 2023
こういう迷惑系YouTuberの目的は、動画を炎上させてアクセスを稼ぐこと。
「私人逮捕」と称してこういう動画が流れてくるが、これは暴行。タクシーから引っ張り出したやつが犯罪者だ。XもYouTubeも、こういうアカウントは削除すべきだ。 pic.twitter.com/bHgSU6ofkJ
— 池田信夫 (@ikedanob) September 21, 2023
やってる当人は警察の代わりに逮捕したつもりかもしれないが、こういう私刑(リンチ)は、法治国家では許されません。
私人逮捕を建前にした私的制裁動画、「自分の気に入らないことをしてる奴には何をやっても良い」という大衆心理を利用して、私刑で治安を悪化させてる。
仮に何かあっても動画が伸びればペイできてしまう。
これはプラットフォーム提供側が何らかの制限・制裁を課すべきだよ。
— ばりすた☕️脳神経内科医 (@bar1star) September 22, 2023
お気持ちによる私人逮捕という私刑を肯定する人へ https://t.co/ElkDUU060G
— スルメ・デ・ラ・ロチャ (@surumelock) September 22, 2023
私人逮捕は、通常は許されません。個人が他人の身体を拘束するのは犯罪ですが、今のところツイッターもYouTubeも、アカウント停止などの処置をとっていません。
私人逮捕が許容されるのは現行犯・準現行犯だけなので、そもそも無関係な人を私人逮捕する者は単なる犯罪者であり、この場合私人逮捕して動画を投稿した者が
・東京都迷惑防止条例5条1項(1)号(粗暴行為禁止)
・刑法220条(逮捕監禁)、223条1項(強要)、230条1項(名誉毀損)…等に問われる https://t.co/mFLcMfm5FL
— Shin Hori (@ShinHori1) September 22, 2023
こんな酷い話あるかよ。逮捕監禁、暴行、そして名誉毀損。完全に犯罪ではないか。こんな犯罪行為を「私人逮捕」とかいって、ただのど素人がやってるわけだろ。警察、行政動けよ。 https://t.co/8pFHWUQOgD
— ガイチ (@gaitifuji) September 22, 2023
警察は動き始め、ジョニー・ソマリと名乗る男は逮捕されました。
<独自>工事現場に覆面で侵入…迷惑系ネット配信者「ジョニー・ソマリ」逮捕https://t.co/YWtXri4gfX
過去の配信動画によると、電車内で「広島、長崎に原爆を落とす」という趣旨の発言をしたり、街中で日本人を誹謗(ひぼう)中傷したりする迷惑行為もあった。
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 21, 2023
転売屋がねらわれているようですが、個人が転売するのは違法ではありません。チケット不正転売禁止法が、私刑の温床になっています。こういう悪法は廃止すべきです。