エリオット・アーウィット展@マイヨール美術館(パリ7区)

芸術の秋。秋の大規模展覧会が始まる前に、夏で終わっちゃう「エリオット・アーウィット、レトロスペクティヴ」展を観に、マイヨール美術館へ。

うわぁ、すっごくいい!今まで、マリリン・モンローや犬、エッフェル塔の写真くらいしか認識していなかったよ~。

どの写真にも、被写体の息遣いを感じられる。それが風景であっても。切り取り方も絶妙に素敵。臨場感あるのにどこかファンタジー。

モノクロの黒の質感、いいなぁ。黒の微妙な表現に、スーラージュを連想する。

ルーヴル美術館の噴水。連写ならではの素敵なストーリー。
噴水、あったっけ?なんか記憶がない・・。

影絵みたいなブラックの印象がとても素敵。

プエルトリコのパブロ・カザルス。

犬好きアーウィット。

世界中でシャッターを押している。日本は、京都や江ノ島など。

モノクロ作品群だけで十分満足なのに、カラー作品も大充実で、こちらも見応えたっぷり。色の出し方がとっても映画的に感じる。

リッツ・パリ。当時のエスパドンのテーブルセットが興味深い。

おぉ、猫ちゃんを発見!かわいい〜。

チェ・ゲバラ & シャルル・ド・ゴール。

J.F.K. 政治家写真もたくさん。

美しきマリリン。

さらに、マイヨールの作品とコラボさせた展示コーナーも。彫刻と写真の響き合いが興味深い。

利用してきたカメラやフィルム、マグナム・フォト所属のプレスカードなども展示。痺れる〜。

まだ存命、どれだけの歴史を見てきたのか考えただけでも、ゾクゾクする。

(ロバート・キャパの墓石に嘆くキャパ母を写した写真も胸をつかれる。)

全部で250点以上も展示しているそう。期待以上の素敵展覧会&秋晴れのご機嫌週末♪


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年9月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。