ハマスによるテロ攻撃を受けたイスラエルとの連帯を示すためにバイデン米国大統領が同国を訪問しました。
President Biden arrives in Israel pic.twitter.com/xX8rb19uzg
— Tyler Pager (@tylerpager) October 18, 2023
バイデン大統領がイスラエルに到着
イスラエルへの訪問にあわせてバイデン氏はヨルダンにてアラブ諸国首脳との会談を予定していましたが、土壇場で中止となっています。
病院爆発でヨルダンで予定されていた米、エジプト、ヨルダン、パレスチナ自治政府の会談はキャンセルとなり、バイデンのヨルダン訪問もキャンセルに。 https://t.co/ca1YFVjSQ3
— D-3@× (@DaichiNotGaea) October 17, 2023
ブリンケン国務長官も中東諸国からの援助を引き出そうとシャトル外交を行っていました。
しかし、サウジアラビア皇太子には会談まで数時間待たされ、エジプト大統領には説教されるなどして、屈辱的な対応を受けています。
Dissed by Saudi Arabia, lectured by Egypt: U.S. diplomacy meets Mideast reality https://t.co/MR70yxW9hL via @politico Biden and Blinken are WIMPS who get pushed around by everyone.
— Peter (@PJB613) October 17, 2023
サウジにディスられ、エジプトに説教される: 米国の外交と中東の現実
ハマスへの報復でガザ地区を爆撃し、同地区への水道、電気の供給を停止するイスラエルに対し、中東諸国の間では非難の声が強まっています。ヨルダン国王はイスラエルの行いが「戦争犯罪」にあたるとし、強い言葉で断罪しています。
【速報】🇯🇴ヨルダン国王、🇵🇸ガザ地区で民間人に食料、水、電気の供給を止めるのは「 #戦争犯罪 」であると言明。 https://t.co/4lqEk4En4T
— 💫T.Katsumi📢 #JusticeForAll🌍🌏🌎 (@tkatsumi06j) October 16, 2023
中東諸国は長年に渡り「パレスチナの大義」を掲げ、パレスチナ人の自治を認めないイスラエルを批判してきました。そのこともあり、パレスチナ人の被害が拡大する中で、中東諸国政府はイスラエルを非難することを余儀なくされています。
「外向けのアピールというより、自分たちの大義のようなものが大きい」
「(アラブ諸国とイスラエルの関係改善をの流れは)これで吹き飛んだ」
「アラブ諸国としては、パレスチナの大義を守るということが建前としてありますので、明確にイスラエル非難の流れになるでしょう」— 黒井文太郎 (@BUNKUROI) October 14, 2023
イスラエルと中東諸国の関係改善により、パレスチナの大義は一時は風化したものと思われていました。
風化する「パレスチナの大義」 政治カードへの悪用も https://t.co/FiL6PN57yK
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) August 16, 2020
イスラエルにガザ地区を攻撃させ、中東におけるパレスチナ問題への関心を高めることはハマスが望んでいたことだったのかもしれません。そのおかげで、国交正常化目前だと思われていたサウジアラビアとイスラエルの交渉が凍結してしまっています。
これがまさにハマスの計算した流れではないだろうか。まずはイスラエルとサウジアラビアとの関係に楔を打つ。後ろに控える大国にとっても都合がいいだろう。デマバンドが遠いなぁ…
「ハマス」の問題ではなくパレスチナの「大義」 反イスラエル感情高まる中東 https://t.co/GTOSlke4Ga
— 野口健 (@kennoguchi0821) October 15, 2023
四面楚歌に陥るイスラエルにとって頼れるのは米国しかいないのでは?
イスラエル、国交のある国を次々切り落としていっている。米国さえ味方につけていればいいという姿勢が何をもたらすか https://t.co/0BSD7qrve9
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) October 17, 2023
イスラエルのガザ地区侵攻に伴う人道危機を回避できるのか。バイデン大統領の外交手腕が問われています。
バイデン大統領、ネタニヤフ首相らと会談…イスラエル全面支援を約束・人道危機の回避要望かhttps://t.co/58Vt3r2KgR#国際
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) October 18, 2023