一時は西側諸国から関心が集中していたウクライナですが、最近では影が薄くなっているみたいです。
最大の支援国のアメリカはイスラエルの支援を強化する姿勢を見せていますが、ウクライナ支援については以前と比べると前のめりではありません。
ウクライナ支援は米国議会の予算をめぐる政局が原因で棚上げになっています。
米国の政府閉鎖は確実視されていましたがわ期限ギリギリのところで下院がつなぎ予算案を可決したことで回避されそうです。ただこの案からは保守強硬派が反対するウクライナ支援が除外されています。今後の支援にも影響がでかねません。https://t.co/ZU3kuW62i3
— 峯村 健司 / Kenji Minemura「中国『軍事強国』の夢」(文春新書)出版 (@kenji_minemura) September 30, 2023
ウクライナは自国への関心を高めるためにイスラエルへの支援を明確にしましたが、それによってアラブ諸国からはガザ地区へのイスラエルの過剰な攻撃を擁護していると見られてしまい、敵を増やしてしまっています。
ゼレンスキー大統領、イスラエル支持を打ち出したことでイスラエルのガザでの過剰な攻撃を支持しているとみられるだけでなく、イスラム諸国からの支援を失い、難しい立場に立たされている。
New danger for Ukraine: Taking Israel’s side in war against Hamas and Gaza https://t.co/It8FuPnU5A
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) October 29, 2023
欧州関係者はウクライナへの支援を継続させようと努力をしていますが、支援疲れの波が押し寄せています。
EUがキーウで初の外相会合 来年に最大50億ユーロの支援提案 「支援疲れ」払拭狙いhttps://t.co/vpMj6frku3
ボレル氏は外相会合後の会見で、会合をキーウで開いたことで「EUはウクライナに連帯と支援の強いメッセージを送った」と強調。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 3, 2023
東欧のスロバキアでは反ウクライナ支援の新政権が誕生し、支援の打ち切りを表明しました。
スロバキア新首相、対ウクライナ軍事支援の停止を表明 「私たちに一切無関係」https://t.co/ap9U9XvJrP
「ウクライナでの戦争は私たちに一切無関係だ」と主張。今後の対ウクライナ支援は人道および民生分野に限定するとした上で「戦闘の即時停止がウクライナにとって最善の解決策だ」と述べた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 27, 2023
このように自国の国益と照らし合わせながらウクライナ支援を議論する世界各国ですが、日本は無批判に支援継続を行っているように見えます。
バイデン氏は岸田首相をカモと見ている。
米議会が、ウクライナへの追加支援を削り不法移民対策に回せという方向に動く中、「岸田、お前がアメリカの分もウクライナに出しておけ」という圧力を益々強めてくるだろう。 pic.twitter.com/hkCyM5KnR4— 島田洋一(Shimada Yoichi) (@ProfShimada) October 9, 2023
混沌極まる国際情勢でウクライナはこのまま埋もれてしまうのでしょうか?