昨年、欧州とロシアをつなげる海底パイプライン「ノルドストリーム」が爆破され、様々な説が流れています。米ワシントン・ポスト紙の報道によると事件の首謀者はウクライナ軍の高官である可能性が高いと指摘されています。
Exclusive: A senior Ukrainian military officer with deep ties to the country’s intelligence services played a central role in the bombing of the Nord Stream natural gas pipeline last year, according to officials in Ukraine and elsewhere in Europe. https://t.co/hHTsjRBlhi
— The Washington Post (@washingtonpost) November 11, 2023
調整役としてノルドストリーム爆破を計画した人物はロマン・チェルビンスキー大佐という人物で、偽造パスポートの発行などを通じて実行犯となった6人の潜水士を後方支援していたようです。
ワシントン・ポスト紙はチェルビンスキー氏がウクライナ軍上層部から指示を受けていたと報じています。
ウクライナ将校関与か 昨年のパイプライン爆破事件https://t.co/F2ftNjHptS
米紙ワシントン・ポストなどは、ロシア産天然ガスを欧州に送る海底パイプライン「ノルドストリーム」が昨年9月に爆破された事件について、ウクライナ軍将校が調整役として深く関わっていた疑いが浮上していると報じました。— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) November 12, 2023
ウクライナ軍が関わったノルドストリーム爆破はゼレンスキー大統領には知らされておらず、ウクライナ政府と軍の間で対立が生じていることが理由として挙げられています。
昨年のノルドストリームの爆発はウクライナの特殊部隊によるもので、関わった隊員は別件で訴追されているとのこと。作戦についてゼレンスキーは知らされておらず、政治と軍・情報機関の緊張関係が背後にあるらしい。 https://t.co/Z9uTe2SfUQ
— Tetsuo Kotani/小谷哲男 (@tetsuo_kotani) November 11, 2023
ゼレンスキー大統領が本当にウクライナ軍による秘密工作を知らなかったとすれば、それはウクライナ政府が軍部を掌握できていなことを示します。
ウクライナ軍は昭和日本の関東軍のようになってしまうのでしょうか?
ノルドストリーム爆発をウクライナ軍がやったのはそうだろうなとしか思わなかったが、ポーランドの協力が必要なはずなのに、ゼレンスキー大統領に事前に知らされていないなんてありえるのか。大統領が軍を掌握していないとしても(たぶんそう)、スポークスマンのゼレンスキー大統領に知らされていなか…
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) November 14, 2023
問題はむしろこれ。シビリアンコントロールが崩壊してる可能性あり。
《ただ、ゼレンスキー大統領には意図的に知らされていなかった可能性があると伝えています。》https://t.co/4Op3nCnWgi
— finalvent (@finalvent) November 13, 2023
ウクライナ軍が指揮命令系統を無視していたとすれば、軍トップのザレジニー司令官は解任に値します。
ゼレンスキーがノルドストリーム爆発関与について「報告を受けていなかった。知らなかった」を言い訳にするなら、黙っていたザルジニーを解任しないといけませんよね。
支援国に対する背信行為ですから。https://t.co/fx9NDFws5w
— 水島悠 (@BldgMBNMrZkPxFO) November 14, 2023
戦前の日本は政党指導者や軍指導部が出先の関東軍を制御できなかったことで、戦略も欠いた状態で中国大陸で戦闘を拡大させ、敗戦の原因を作ってしまいました。仮にウクライナ軍が暴走し始めているとすれば、今がそれを止める最後のチャンスではないのでしょうか?