早いものでもう12月です。今年も残すところあと1ヶ月。今週もアゴラでは国内、国外の色々な話題をお送りしてまいりました。
それでは今週のおすすめ記事を、PV数が多かった記事や話題の記事を中心にご紹介します。

spawns/iStock
■
ひろゆき・ホリエモンはなぜ間違ってしまうのか?専門家が陥る大きな罠

この記事では、専門家の限界とジェネラリストの重要性について論じています。ひろゆき氏とホリエモン氏の発言を例に、専門家が線形的な思考に陥りがちであること、そして現実の複雑な問題にはこのようなアプローチが不十分であることを指摘しています。介護の現場を例に、マニュアルや一般的な法則では対応できない複雑な状況が存在すること、そしてそうした状況には総合的な視野を持つジェネラリストが必要であると述べています。専門家の視点だけに頼ることの危険性と、より広い視野を持つことの重要性を説いています。
■

記事では、イタリアが原子力に回帰し、小型モジュラー炉(SMR)を導入する方針について批判的に論じています。特に、米国のNuScale社のSMRプロジェクトが破綻を例に、SMRの経済性や実用性に疑問を投げかけています。記事は、原子炉の開発において、大型化がコスト削減につながるという過去の事例を挙げ、SMRのコストや安全性に関する問題点を指摘しています。また、SMRの実用化が困難であることを示し、脱炭素社会への対応としては大型の革新的軽水炉がより現実的な選択肢であると結論づけています。
■
【Vlog】トリガー条項の発動は戦略なき「ガソリン・ポピュリズム」

国民民主党の玉木代表がガソリンのトリガー条項に積極的に関与していることについて批判。ガソリン価格の減税は、短期的には消費者に利益をもたらすかもしれませんが、長期的には化石燃料の需要と価格を高め、環境目標に反する可能性があります。日本政府はいわゆる炭素税を導入し化石燃料の消費を減らそうとしていながら、同時にガソリン税を減らして消費を増やそうとする政策は矛盾しており、経済学の基本原則に反していると批判しています。
国民民主党といえば、前原代表代行が離党、新党結成を表明し、党内がバタついています。この時期の前原氏の離党は、政党交付金目当てではないか?など、前原氏の不義理に、ネット上では批判が巻き起こっています。

■
今週、アメリカのニクソン政権とフォード政権で国務長官などを務めたヘンリー・キッシンジャー氏が亡くなったニュースが報じられました。記事では、キッシンジャー氏の著作「国際秩序」を紹介しています。
