今週のおすすめ記事まとめ(11月27日〜12月3日)

早いものでもう12月です。今年も残すところあと1ヶ月。今週もアゴラでは国内、国外の色々な話題をお送りしてまいりました。

それでは今週のおすすめ記事を、PV数が多かった記事や話題の記事を中心にご紹介します。

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ひろゆき・ホリエモンはなぜ間違ってしまうのか?専門家が陥る大きな罠

ひろゆき・ホリエモンはなぜ間違ってしまうのか?専門家が陥る大きな罠
先日、AbemaTVでこんな放送があった。 ひろゆき氏いわく、 延命治療は保険適応外で、やりたければ自費で との事である。 世界を見れば確かにそういう対応を取っている国も多いわけで、この発言は一件合理的に思える。 ...

この記事では、専門家の限界とジェネラリストの重要性について論じています。ひろゆき氏とホリエモン氏の発言を例に、専門家が線形的な思考に陥りがちであること、そして現実の複雑な問題にはこのようなアプローチが不十分であることを指摘しています。介護の現場を例に、マニュアルや一般的な法則では対応できない複雑な状況が存在すること、そしてそうした状況には総合的な視野を持つジェネラリストが必要であると述べています。専門家の視点だけに頼ることの危険性と、より広い視野を持つことの重要性を説いています。

やっぱりコケたSMRの甘い夢

やっぱりコケたSMRの甘い夢
イタリアがSMRで原子力回帰 それはアカンでしょ! イタリアがメローニ首相の主導のもとに原子力に回帰する方向だという。今年5月に、下院で原発活用の動議が可決された。 世界で最初の原子炉を作ったのはイタリア出身のノーベル物理学者エ...

記事では、イタリアが原子力に回帰し、小型モジュラー炉(SMR)を導入する方針について批判的に論じています。特に、米国のNuScale社のSMRプロジェクトが破綻を例に、SMRの経済性や実用性に疑問を投げかけています。記事は、原子炉の開発において、大型化がコスト削減につながるという過去の事例を挙げ、SMRのコストや安全性に関する問題点を指摘しています。また、SMRの実用化が困難であることを示し、脱炭素社会への対応としては大型の革新的軽水炉がより現実的な選択肢であると結論づけています。

【Vlog】トリガー条項の発動は戦略なき「ガソリン・ポピュリズム」

【Vlog】トリガー条項の発動は戦略なき「ガソリン・ポピュリズム」
アゴラチャンネルで池田信夫のVlog、「トリガー条項の発動は戦略なき『ガソリン・ポピュリズム』」を公開しました。 ☆★☆★ You Tube「アゴラチャンネル」のチャンネル登録をお願いします。またSuper Thanksでチ...

国民民主党の玉木代表がガソリンのトリガー条項に積極的に関与していることについて批判。ガソリン価格の減税は、短期的には消費者に利益をもたらすかもしれませんが、長期的には化石燃料の需要と価格を高め、環境目標に反する可能性があります。日本政府はいわゆる炭素税を導入し化石燃料の消費を減らそうとしていながら、同時にガソリン税を減らして消費を増やそうとする政策は矛盾しており、経済学の基本原則に反していると批判しています。

国民民主党といえば、前原代表代行が離党、新党結成を表明し、党内がバタついています。この時期の前原氏の離党は、政党交付金目当てではないか?など、前原氏の不義理に、ネット上では批判が巻き起こっています。

【速報】国民民主党・前原代表代行が離党の意向を固める

【速報】国民民主党・前原代表代行が離党の意向を固める
国民民主党の前原代表代行は、離党する意向を固めたと報じられました。 前原氏のほか、数人と国民民主党を離党し、新党を結成するようです。 ■ 先日、離党のニュースが報じられていた際は、「誤報です」と否定していましたが・...

今週、アメリカのニクソン政権とフォード政権で国務長官などを務めたヘンリー・キッシンジャー氏が亡くなったニュースが報じられました。記事では、キッシンジャー氏の著作「国際秩序」を紹介しています。

キッシンジャーのみた「世界秩序」の歴史

キッシンジャーのみた「世界秩序」の歴史(アーカイブ記事)
ヘンリー・キッシンジャーが死去した。歴史上これほど大きな影響を「世界秩序」にもたらした米国務長官はいない。本書は古代ローマから現代までを語る壮大な歴史だが、それを貫くのは、キッシンジャーのリアリズムだ。その原則は次の3つである。 ...