こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
ライドシェア解禁について、年内に政府方針が発表される見込みでしたが、下記のような結論となりました。
「ライドシェア」来年4月に大幅解禁…地域・時間帯を限定、タクシー不足解消狙い
政府は、個人が自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」について、来年4月から大幅に解禁する方針を固めた。今年度内に新たな制度を設け、タクシー会社の運行管理のもと、タクシーが不足する地域や時間帯に限って個人が有料で客を運ぶことを認める。(中略)
一方、タクシー会社以外がライドシェアに参入する「全面解禁」については、年明けから議論を始める予定で、来年6月をめどに考え方を示す方向だ。
タイトルだけ見るとライドシェアがついに始まる!という雰囲気ですが、実態は残念ながらそうではありません。
記事本文にもあるように、制度を活用できるのはタクシー会社のみとなっています。
ライドシェアは、個人がマイカーを使って有償で人を乗せる、ギグワークを認める点がポイントになります。しかしこれでは、タクシー会社が都度フリーの運転手&車を下請けに使うだけでしかありません。
規制緩和としては一歩前進であり、タクシー不足解消にはやらないよりやった方が良いとは思いますが、これをもって「ライドシェア解禁!」とうたうのは明らかなミスリードであり、不十分です。
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タクシー事業者以外の新規参入を認める「本物のライドシェア」解禁に迎えるかどうかは、ここからがむしろ議論の本番です。
万博という短期的な目標のためにも、恒常的・長期的な利便性向上のためにも、ライドシェアのさらなる導入促進は待ったなしです。
何度も言うように、タクシーとライドシェアは二項対立ではなく共存しうるものです。タクシー会社の管理下にだけ「ライドシェア」を封じ込めておいては、効果は半減です。
引き続き超党派の勉強会でも、維新としても規制改革を強く求めていきます。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年12月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。