フランスで新しい移民法が成立し国籍取得要件などが厳格化される

フランスの上院と下院は、新たな移民法案を賛成多数で可決しました。

犯罪を行った外国人の国外追放の迅速化や国内で生まれた移民の子供の国籍取得の要件の厳格化するなど、移民の受け入れを厳しくする規制を強化した法律となっています。

極右といわれている人びとに留まらず、保守派などからも「福祉の対象はフランス人に限定すべきだ」という声が出てきています。これにより不法移民に滞在許可を与えるための条件が厳しくなり、外国人労働者が家族手当などを受ける条件も厳格化されることになりました。

フランス国会の議院のひとつであるフランス国民議会 Wikipediaより

あのフランスも方向転換を余儀なくされました。マクロン大統領の胸中やいかに。

右っぽい人たちが騒いでいるだけなのではという指摘もありましたが、フランスは新しい移民法を成立させました。

人権大国フランスもヨーロッパ全体もたいへんな事態になっているようです。

もともと移民の国であるアメリカでも変化が起きています。

日本はこの潮流に逆行してしまっています。

すでに日本も一部フランス化しているという指摘もあります。

政府が移民労働者を技能実習生と言っているうちは真剣にこの問題に向き合う気はないかもしれません。

なぜ移民に頼らなくてはならないのかということを改めて考える時期に来ています。

他の国とちがい自然と国家に統合できてしまったせいか日本人は統合がそもそも苦手なのかもしれません。