立憲民主党の菅直人元首相が次期衆議院選の不出馬を表明したことで後継候補として指名された松下玲子・武蔵野市前市長。その松下前市長の国政進出のための辞職に伴って行われた東京都武蔵野市長選の結果が話題となっています。
無所属新人の元市議小美濃安弘氏（自民、公明推薦）が、松下前市長の後継候補である元市議笹岡裕子氏（立憲民主、共産、れいわ、社民支持）を破って初当選を果たしました。玉突きの禅譲はうまくいきませんでした。自民系の市長は18年ぶりとのことです。
武蔵野市長選挙、小美濃安弘氏が初当選 18年ぶり自民系https://t.co/eQfx5y2eIw
— 日本経済新聞 電子版（日経電子版） (@nikkei) December 24, 2023
勝利した小美濃氏のコメントは以下のとおり。
武蔵野市長選挙、339票差の27024票で当選させていただきました。本当にありがとうございました。
本日から市長としての公務が始まります。
14万市民の生命、財産を守るため一生懸命に頑張ります。
よろしくお願い申し上げます。
— オミノ安弘 武蔵野市長 (@OminoYasuhiro) December 24, 2023
武蔵野市吉祥寺駅 Wikipediaより
■
松下玲子前市長は、外国籍の住民にも日本国籍住民と同じ投票権を付与する条例を市議会に提案することを発表していました。このときは市議会で否決されています。このため、今回の選挙は地方自治体の選挙ながらたいへん注目されていました。
外国籍にも日本国籍住民と同じ投票権の条例を提案 東京・武蔵野市 https://t.co/c5ja0xR7QJ
— 朝日新聞(asahi shimbun） (@asahi) November 12, 2021
参照：武蔵野市の松下市長が外国籍の住民にも投票権を付与する条例を提案し大騒ぎに アゴラ
3ヵ月住むだけで投票権を得られるというポイントがとくに批判されていました。
これらの政策を巡って近年の武蔵野市は剣呑な雰囲気だったようです。
参考：外国人住民投票権のツイートをした金井米穀店が活動家から迷惑デモ行為を受ける アゴラ
前回はリベラル系候補者がダブルスコアで勝利していたということなので、この結果はどのように受け止められるのでしょうか。
この大番狂せで、武蔵の市政に変化が起こるのでしょうか？
これは大番狂せ。前市長の市政投げ出しが想像以上にマイナスだったのか。武蔵野市は18年ぶりにリベラル市政から転換へ。保守中道路線に期待します。
〉武蔵野市長選 自公推薦の小美濃さん、339票差で初当選 裏金事件の逆風跳ね返す：東京新聞 TOKYO Web https://t.co/bFfO4bWtyY
— おときた駿（日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長） (@otokita) December 24, 2023
【武蔵野市長選挙】
オミノ安弘候補の勝利は、間違った方向に進んでいた武蔵野市政を軌道修正させたいという市民の思いが実ったもの。オミノ候補も、地方自治の主役は市民だと訴え走り続けた。
中央線沿線の首長をまずは吉祥寺を中心に三鷹、武蔵境を保守系が奪還‼️ pic.twitter.com/jsBEBQcVmD
— 川松真一朗【Statesman、墨田区選出・42歳】 (@kawamatsushin16) December 24, 2023
自民党全体にとって「反転攻勢」の起点になるのかは微妙なところです。
マジメな話、自民党全体にとって「反転攻勢」の起点になるのか、武蔵野市の今回の特殊な事情なのか、まだ見極めなければなと思います。ただ、自民党都連にとってはよろしくない形での負けが続いて、安倍派の政治資金問題も起きて逆風必至だっただけにこの勝ちは大きい。 https://t.co/ZAqa11fJqk
— 新田哲史 @SAKISIRU編集長 (@TetsuNitta) December 24, 2023
大切なので、もう一度あげます。
イデオロギーのために、個人商店を攻撃する恐怖
そして、この騒動のなか、米穀店に訪れて同調した武蔵野市議会議員
その市議会議員は、松下玲子武蔵野市前市長と仲良しの人
こんなイデオロギーの恐怖で支配された武蔵野市を建て直さなければならない
つづく⬇️ pic.twitter.com/A2z6ymQpiZ
— 天才アミバ (@pOeDER3jo9lt0q4) December 23, 2023
自民党にとっては敵失の面が大きかったので安心できる材料ではないのかもしれません。
武蔵野市長選挙、この岸田政権の支持率なのに、左派は余程嫌われてんだなと。
— 渡瀬裕哉 (@yuyawatase) December 24, 2023
