先日エントリーした、「メルカリはゴネ得か?運営も理不尽を後押しする不思議」は多くの方に読まれました。
コメントやメールで丁寧に解説してくれた読者も多く、この場を借りて御礼申し上げます。
今回の出品の流れについて
初めての方も多いと思いますので、改めて時系列に紹介します。
<8月にOHを実施、9月に出品>
OHは福井県鯖江市にある、有名な時計専門店(現状では店名は非公開)にて実施しました。定期的にメンテはしているので状態は良好だと思います。あわせて、内外装の研磨をしています。メルカリへの出品は9月上旬です。出品していますからOH後に使用をしていません。
私のアカウントを見れば、ブルガリの時計を7つ販売した実績がわかります。この件が解決次第、メルカリからは足を洗いますので特別に公開いたします。過去に違反出品や違法行為などもありません。
<1. OH鑑定書>
<購入者あらわる>
12月24日に購入者があらわれます。しかし、購入者には3000円以上の取引実績がありませんでした。取引を躊躇したくなる内容です。
<2.購入者画面>
そのため、購入の是非を含めて確認をしました。さらに、匿名ではなく実名により連絡をおこないました。自分の名前を出すことで出品物の品質を担保し、安心感を提示することが可能になるからです。これについて、購入者からは「彼氏へのプレゼント」にしたいと返答がありました。クリスマスプレゼントと理解しましたので許諾し翌日早朝に発送しました。
<3.購入者あらわる>
不可解な返品要請
どころが、12月26日に突然返品要請があります。大きな傷があることが返品理由です。このような事故を予見し、発送前には時計を撮影しています。
※ 今後紛争の可能性も否定できないため動画の一部を公開いたします。
ちなみに、時計の箱は新品に交換しています。カタログは未開封、商品説明書、国際保証書、ギャランティすべてキレイな状態で残っています。これだけで2~3万円の価値があります。
しかし、購入者は凹みがあり大きな傷があると言います。時計配送用のケースにいれて梱包は万全、郵便物には精密機械の札が貼られています。これで時計に傷がつくことは考えられません。さらに、これは20年前の時計です。新品と異なりまったくの無傷ということはあり得ません。微細なものであれば、それは経年による傷ということになります。
購入者に写真を送付するように促しても拒否します。その後も何回もやり取りをするのですが一向にかみ合いません。「返品したい」「住所を教えろ」のオンパレードです。参考までに購入者がわからないようにモザイクをかけて公開します。
<4.返品したい>
<5.返品したい>
<6.追加費用を払うように示唆>
挙句の果てには、「追加費用を払え」との要請です。商品代金は支払われず、時計も購入者の手元にあり、さらに追加費用を支払えと。。。しかも読むと「部品交換」とあります。時計は、8月にOHしています。どんな部品交換の必要があるのでしょうか。もはや絶句です。なにかに取りつかれているのでしょうか?
購入者は一体何者か
読者の皆さまからは、多くのコメントをいただきました。メールのやり取りなどから購入者をプロファイルしてみます。大きく2つの可能性が考えられると思いました。
可能性1.彼氏が腕時計を気に入らなかった説
いま人気があるのはロレックスです。彼氏が、20年前のブリガリに興味が持てず、つき返されたというもの。40ミリのサイズで重量もあります。女性には大きすぎます。そのため、難くせをつけて返品しようとしている可能性です。
可能性2.すり替え詐欺の可能性
私はこちらの可能性が高いと思いました。返品されてくる品物は最初とはすり替わっているというものです。まともな購入者であれば、証拠として画像を送ってくるはずです。しかし、画像送付は拒否、鑑定した時計屋を教えて欲しいと言っても拒否。まったく話になりません。考えられるのは「すり替え詐欺」以外には考えにくいというものです。
なお、もはや商品売却は考えていません。そのかわり、商品が送付時点の状態であることを、メルカリが補償する必要があります。商品のすり替えや破損があった場合は、メルカリが責任を負うべきと考えます。高額の手数料を支払っているわけですから。
いままではアゴラのみでの公開に留めましたが、あまりに悪質なので大手メディアにも情報公開をして世論に問いたいと考えています。さらに少額訴訟などあらゆる手段を講じようと思います。新たに考えているのが「株式購入」です。株主となれば株主総会にも出席可能です。そこで、理論整然と戦うことも視野にいれています。
【追記】
そんなこんな言ってましたらメルカリから通知ありました。
<7.大晦日の17時半に通達>
大晦日も17時をすぎた時刻にです。
「購入者へ返送先住所の開示がない」場合、事務局でこちらのお取引をキャンセルいたします。取引キャンセル成立後は、仕様上、取引メッセージのご利用ができないため、商品がお客さまのお手元に戻りません。
だってさ。
ちなみに、1月3日まで国内に居ないのですがどうしたらいいのでしょうか? なお、購入者ファーストのメルカリにおいて、私の事例は興味深い結果になると思います。今回ばかりは顛末を確認したいので時間をかけても結果を見届けようと思います。