元新潟県知事で衆議院議員の米山隆一氏が「復興ではなく移住を選択すべき」と発言し、同議員に珍しく「正論だ」「現実的だ」と称賛する声と「今のタイミングで言うか?」という批判の声で賛否両論が巻き起っています。
非常に言いづらい事ですが、今回の復興では、人口が減り、地震前から維持が困難になっていた集落では、復興ではなく移住を選択する事をきちんと組織的に行うべきだと思います。地震は、今後も起ります。現在の日本の人口動態で、その全てを旧に復する事は出来ません。現実を見据えた対応をと思います https://t.co/1rVQ6hDk1N
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) January 7, 2024
豪雪の中山間地の(可成り)余裕のあるご家庭では、高齢の老夫婦が家をたたみ、除雪のいらない街場のマンションに引っ越したりしています。人の少ない集落での暮らしは実は高齢者には厳しく、一度街場に住むともう戻れないと言います。そこに暮らす人の事を思えばこそ、移住は選択肢だと思います。 https://t.co/SKwQBWsEjW
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) January 8, 2024
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このタイミングで言うのは立派だという意見や
その通り!!!
このタイミングで言うとはマジ立派!!!https://t.co/ijDGACpIxH— 魏徴X (@GICHOGI) January 8, 2024
今言うことじゃないという批判が起きています。
真面目に今言うことじゃない
— 静内科 ペンギン便り (@shizukanaika) January 8, 2024
ただし、地方の居住地の集約化は避けて通れませんが、われわれは避け続けてきました。
地方のスマートシティ(コンパクト都市)が国土強靭化になると思います
— 世界四季報 (@4ki4) January 7, 2024
8割がた破壊された街を元に戻すことは正直無理だと思います。少なくとも集約は必要です。 https://t.co/LsAutOY1Fn
— のとみい (@noto_mii) January 8, 2024
もちろん、できることなら同じ場所にずっと住み続けてほしいのですが、それがもうできないから議論になっているのです。
むしろ今やるしかないと思うが。。 https://t.co/s3q3D0rije
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) January 11, 2024
しかし、集約化に反対する人たちは新自由主義の陰謀としています。
人の流出を防ぐためには医療と教育の整備が不可欠です。医療機関がなくなれば疾患を持つ人や高齢者は暮らせなくなる。教育機関がなくなれば子どもを持つ人たちはそこでは暮らせなくなる。でも、新自由主義者たちは「選択と集中」を掲げてまず医療と教育の統廃合を通じて過疎化を進めようとします。
— 内田樹 (@levinassien) September 22, 2023
答えはほとんど出ていますが、地方対都市部の不毛な対立は今後も続くのでしょうか。
なぜここまで東京を憎むのだろう。地方交付税交付金で既に貧しい地方へ仕送りしているというのに。仕送りが足りないという駄々? https://t.co/n7XztQ75yK
— 戯画兎 (@giga_frog) January 10, 2024
そうこうしているうちに、地方のインフラは老朽化し深刻な問題になりつつありますが、これから対策をするのは難しい状況です。
「公共施設は機能集約や統廃合で予算を削減できると主張する。一方で代替できない土木施設は「財源に余裕あるのならしっかり手当てしていく必要がある」と指摘する」。言うは易し。
老いるインフラ、地方で放置深刻 橋の6割未着手:日本経済新聞 https://t.co/hOJ7LewRk5
— のとみい (@noto_mii) January 10, 2024
「ほとんど老人しか住んでない地域」をどうするかという問題は史上で初めてのことかもしれません。
持続不可能な地域を放棄又は投資・開発するのをやめるというのは人類史では普通にあったんじゃないかと思いますが、他方で、人口が高齢化して減少していくことが見込まれる中で、「ほとんど老人しか住んでない地域」をどうするかという葛藤に直面したのは人類史で初めてのことなんじゃないでしょうか。 https://t.co/UH6Dhl2ME2
— 霞ヶ関女子 (@kasumi_girl) January 10, 2024
若い世代は地位財(不動産、車、アクセサリー、子供の教育費など)にこだわらず、また地方対都市部の対立軸に巻き込まれることなく、現実的な選択を取るべき時代かもしれません。
亡くなった山崎元氏の書籍などは20年間追ってきたが、一貫してこれを主張している
一般的に他人から見て羨ましく思える地位財(不動産、車、アクセサリー、子供の教育費など)にお金を注ぎ込む競争から降りて、非地位財(レジャーや家族と過ごす時間などの余暇)を優先するお金の使い方…
— たぬきち (@Tanuk_Ichi) January 8, 2024