航空会社のサービスに見えるその国の国力

資産設計実践会メンバーとカンボジアに不動産視察で来ています。フライトが到着すると現地のスタッフが空港で待っていてくれました。

プノンペンは以前あったANAの直行便がコロナ禍でなくなってしまい、今回はシンガポール航空の日中便を使ってシンガポール経由でプノンペンに入りました。

シンガポール航空を使うのは久しぶりですが、以前に比べるとサービスのレベルが少し落ちたように感じました。

ビジネスクラスを利用しましたが、チョイスした和食の味わいはかなりガッカリで、ワインなどのドリンクも貧弱。座席の広さ以外はあまり満足できるものではありませんでした。

たまたまかもしれませんが、機内サービスもいまひとつで、以前のような世界ナンバーワンの航空会社と言うイメージはありません。

中東系の航空会社の方が、設備もサービスも優れているように感じました。

それでも、シンガポール、チャンギ空港のラウンジサービスなどは日本の航空会社に比べると、レベルが高いと感じます。

航空会社のサービスは、その国の国力を示す象徴的なものであるような気がします。

国が経済成長して、豊かになってくると、その国の航空会社の機体が新しくなり、サービスも充実してくる。

逆に、国力が衰退してくると、その国の航空会社のサービスも低下していく。

日本の航空会社も客室乗務員の献身的なサービスでクオリティーを保っていますが、限界があります。

これから日本がさらに衰退していくことによって、赤い会社や青い会社のサービスがどのように変わっていくのか?

なんだかちょっと心配です。

samxmeg/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年1月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。