パリ国立オペラ座バレエ、”ジェローム•ロビンス”、3回目。
今宵の目的は、ミリアムの”アン・ソル”。最高〜♪
一つ一つの動きが胸に沁みる。神々しい腕はもちろん、膝のちょっとした動きにも、美しい官能が宿ってる。二楽章の9分間、ミリアムにただただ見惚れる至福の時間。
前回同様、マチアスと一緒に観たかったな。今回が、ミリアム最後のアン・ソルなのに・・・と、ため息。年末こそ、このカップルで舞台立ってくれますように。
“イン・ザ・ナイト”。ギヨーム楽しみにしてたけど、流石にまだ経験不足でニュアンス足りない。アン・ソルの方が似合ってたでしょうに。ビアンカ、なんかおもたげというか情緒に欠ける。エロイーズ、ブラヴァ!腕の美しさや持ち前の音楽性がとても心地よい。彼女、昔からロビンス合ってる。トマのシューズがキュッキュ鳴るのが気になる。柔らかなピアノ伴奏なので、余計に。
”ザ・コンサート”。レオノールの女優魂が光る。かわいいねぇ。ピアニスト含め、全体的にみんなこなれてきていて、今夜が一番、コメディとして楽しめる。
あー、よいプログラム。ちょっと短かめなので、ここに”牧神の午後”が入れば完璧だった。ミックスプロは、いつもこういう感じになるといいのにな。
ロビンス、やっぱりよいよね♪
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年11月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。