セーヌ川に浮かぶペニッシュのライブハウス「ル・ソン・ド・ラ・テール」に、ラナ・グレイ・クインテットを聴きに行く。
ジャズ中心で、ブルースやちょっとボサノヴァ風音楽も。優しく情緒あるラナ・グレイのヴォーカルもさることながら、ギター&サイドヴォーカルのシドニー・ロドリゲスがとってもいい。バトリーも音が丁寧でとてもいい感じだし、ピアノ(日本人)の澄んで上品な音色も心地よい。
目の前だけど、音響がよいのか奏者の音がよいのか、全然うるささ感じず、耳馴染みがとてもよくて気持ちよい時間。
昔NYに一緒に遊びに行った友達と、素晴らしかったNYのジャズハウスや、美術館、ご機嫌においしかったフード(NY並においしいドーナツがパリにあればいいのにね)の話で盛り上がる。楽しかったねー、また行きたい、NY。
舞台奥に見えるセーヌ川には、工事中で輝いているノートルダムの前を観光船が次々と現れては消えてゆき、いかにもパリらしい雰囲気。
カイピリーニャすすって、きちんと丁寧に作られてるトルティーヤやハンバーガーつまみながら、たっぷり2時間の素敵なライヴ。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年11月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。