ネット調査のJob総研が実施した、『2023年 忘年会意識調査』によれば、2023年の忘年会実施は4年ぶりに実施率が過半数を超えたことが明らかになりました。
しかしこのような中で、「体重増加」に悩んでいる人は少なくありません。かくなる私も、忘年会の影響で、少しお腹周りが気になりはじめています。
なにか手だてはないのでしょうか。
「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」(野上浩一郎 著)ダイヤモンド社
手だてが欲しいあなたに
世の中にはさまざまなダイエット法があります。「絶対に効果がある」と言い切れるものはありません。著者の野上さんは、努力・我慢・意志力不要の「仕組み」をつくることは可能だといいます。それが、3日取り組み、1日休む「3勤1休ダイエット」です。
糖質制限やハードな運動を課せば、太りにくくなりますが継続が大変そうです。ストレスにより、仕事や日常生活に影響を及ぼしたら意味がありません。そういえば、大ヒットした「ビリーズブートキャンプ」が非常に過酷だったことを思い出しました。継続したら、かなりの効果が出たとは思いますが3日で断念しました。
ダイエットをはじめる際に誰もが思うこと――それが「早くたくさんの体重を落としたい」というものです。我慢して体重を落とした場合、リバウンドする可能性が高くなります。「3勤1休ダイエット」は、人体のメカニズムに即していて、無理のない範囲で体重を落としていくものです。
「本書のダイエットは管理型ではありません。ダイエットの仕組みは提供しますが、それをスムーズに回すためには、主体的に自分と向き合うことが必須です。しかし、その対峙があるからこそ二度と入らない『精神』と『体』が手に入るのです」(野上さん)
「基本的には、高脂質・高糖質で太りやすい食品を避けるようにすれば、ほかは何を食べてもかまいません。1日(オフ日)は、1食好きなものを自由に食べていい。3日間ダイエットを頑張った翌日は、ご褒美デーのオフ日です。8時間以内の制限もありません。食べたものと体重を毎日記録してください」(野上さん)
努力も我慢も意志力もいらない。お米もラーメンもスイーツもお酒もOK。つらい運動も、厳しい筋トレも不要。それなのに、自然に痩せていく仕組みを実感できることでしょう。
夏までに痩せたい人は必見
野上さんは、「ダイエットにガマンは不要」だと主張します。プログラムの原点は、経営する整骨院の患者さんからのお悩み相談からはじまりました。そこで、気づいたことは、とにかく世の中のダイエットは「きつい」「苦しい」 「ガマン」というイメージが浸透していること。
またダイエットに悩む人たちに向けたビジネスが、あまりにも「非日常」 「エンタメ」のようなものばかりで「不誠実」だと考えるようになります。ダイエットはポイントを押さえて「正しい努力」ができれば、おいしいものを食べながら、激しい運動をしなくても成功できるのです。
ダイエットに悩んでいる人は、努力が足りないのではなく、意志が弱いのでもなく「ただ、やり方を知らないだけ」です。いま、この本を読み、マネをすれば、あなたは3か月後、見た目も心も大きく変わっていることでしょう。夏までにスリムになりたい老若男女におススメします。