与党側の駄々が審議に影響。この期に及んで「裏金」に抵抗する自民党の末期感

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

通常、審議が遅れたり止まったりするのは野党側の抵抗によるものですが、先日の参議院予算委員会では珍しく与党(自民党)のせいで開会が大幅に遅れる事態が発生しました。

予算委員会前の理事会が紛糾して終わらず、野党側が求めている証人喚問の件で揉めているのかとばかり思っていたら、自民党が野党議員が使うパネル資料の「裏金」という単語にイチャモンをつけてきたとのこと。

裏金という言葉は不適切だ、訂正しろ取り下げろと騒ぎ立て、最終的にはカギカッコ付きの「裏金」と表記することで決着しました。

この期に及んで、自分たちが行ってきた意図的・組織的な違法行為に対する重大性の認識が甘すぎるとしか言いようがありません。

真面目に納税している国民からみたら、誰がどう見たって裏金であり、他人からそう指摘されることに文句を言えるような立場なのでしょうか。

野党、裏金解明へ連携強化 維新「組織的犯罪」と批判 時事ドットコムニュース

1日の衆議院予算委員会でも、維新の馬場伸幸代表の質問の中で

「多額の裏金づくりは、まさに組織的犯罪集団だと言わざるを得ない」

と至極真っ当な指摘を述べたところ、自民党側がクレームをつけてきました。

しかし、すでに3人が立件されて1人は罪が確定、他にも脱税予備軍が100名近くいる集団を、組織的犯罪集団と言わずしてなんと表現すれば良いというのでしょうか。

自民党本部 自民党HPより

昨日出演したプライムニュースでも、政治改革には徹底した納税者目線が必要であると述べさせていただきました。

「お金は使わずに取っておいた」
「私的流用はなく、翌年の経費に回して適切に支出した」

と、あたかも使わずに取っておいた・来年に繰り越したのを良いことかのように堂々と「自白」している議員が続出していますが、そんなものは民間でやれば見事な脱税・売上操作です。

 


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年2月1日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。