幸せとは相対的なものではなく「絶対的なもの」

京都で開催された杉本隆英さん(写真左)の古希のお祝いの会に出かけてきました。

京都駅近くの会場には50名近くのお祝したい人たちが集まり、とても華やかで和やかな雰囲気。杉本さんのお人柄らしく飾らない自然体で進行する素敵な会でした。

杉本さんは、小学校の時のクラスメイトで同じ番号だった美代子さん(写真右)に出会い、それからずっと一緒に人生を歩んできました。同じパートナーと約60年の人生を共にしてきたことになります。

そして、ITエンジニアの仕事から一念発起して、50代になってから自分が好きなワインの世界に入り、カリフォルニアのワインをたくさん世の中に送り出してきました。

この日もJALのファーストクラスで提供されたことのある素晴らしいワインを提供してくれました。

会場には、サプライズでたくさんのお子さんとお孫さんも来場。大好きなワイン以上に愛情を注いでいるのがよくわかりました。

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杉本さんの生き様は私とは対極です。

私にはずっと一緒にいるパートナーもおらず、孫どころかどこか子供すらいません。

でも、共通しているのは、自分が楽しく好きなことを周りの人を巻き込んで自由にやっていることです。杉本さんと同じように、ストレスフリーで幸せな毎日を過ごしています。

ロシアの文豪トルストイは「幸福の形はいつも同じだが、不幸の形はそれぞれ違う」と語ったそうです。

しかし、かつてのロシアとは異なり、令和の日本ではどうやら不幸だけではなく、幸福の形もそれぞれ違うようです。

だから幸せになりたければ、人と比較するのをやめることです。周りの幸せを自分と比べて羨んだり妬んだりしても幸せにはなれません。

それよりも自分にとって本当の幸せとは何かを知り、それを突き詰めることが大切です。

幸せとは相対的なものではなく、絶対的なものなのです。

自分とは違った幸せの形を実感して、幸せのおすそ分けによって自分も幸せな気持ちになれる。そんな本当にありがたい1日は、あっという間に終わってしまいました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年2月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。