老舗の洋食店・ぽん多本家で味わう伝統のカツレツとポークソテー

出口 里佐

出口里佐です。

先週日曜日まで、パリ・オペラ座の来日公演が2週間続いていて、バレエ好きの友人達と何度か上野の東京文化会館に通いました。

最終日の日曜日は、昼と夜の両方を違うキャストでマノンを観たので、昼の部のカーテンコールもそこそこに、会場をダッシュで抜け出し、グルメな友人おすすめ、御徒町近くのぽん多本家に連れて行ってもらいました。

ぽん多本家は、明治時代に創業の120年近く続いている老舗の洋食店で、メニューには、カツレツ、ポークソテー、カキフライ、海老フライなどが並んでいます。

老舗らしい看板と重厚なドアのエントランス。

この日は、友人がポークソテー(4180円)、私はカツレツ(3850円)にして、ふたりとも、ご飯と赤だし、おしんこのセット(550円)を付けてもらい、ご飯は少なめにお願いしました。

その日は残念ながら無かったのですが、友人によると、ビーフシチューやタンシチューがある場合は、そちらを頼みたかったそうです。

カツレツ(3850円)は、脂身を取り除いて丁寧に筋取りし、ヒレ肉の様な柔らかさ。
旨みが凝縮された味わい。衣の食感が優しいです。

食べログの中のお店からの説明によると、カツレツは、ロース肉の周りの脂身をカットして、丁寧に筋取りをしているそうです。このため、ヒレ肉を食べているように柔らか。取り除いた脂身は、ラードとして揚げ油として使用し、低温から、じっくりと揚げているため、衣は軽い食感、赤身の旨みが凝縮されているそうです。ボリュームはありますが、軽くて美味しいので、完食しました。

友人が注文した、ポークソテーも写真を撮らせてもらいました。こちらも、量が多めですが、とても美味しそうでした。

ポークソテー(4180円)。

食べログのレビューによると、牡蠣が食べられる季節には、ぽん多のカキフライは、大きくて絶品なので、必ず食べるべきとありました。これは近いうちに行かなくてはと思います。

店内は、1階がカウンター4席で、ひとりの時はこちらに通される様です。カウンターからは、目の前でガラス越しに、お料理しているのが観られます。2階がテーブル席で20席、3階が座敷の個室で9席だそうです。

予約は2名からですが、予約枠があるらしく、予約できないときは、当日行って並ぶことも出来るそうです。今回は、予約できなかったのですが、日曜日の16時半過ぎにお店に到着で、パリ・オペラ座カーテンコールを諦め、ダッシュで早足の甲斐があって、なんとか並ばずに着席できました。

日曜日のディナータイムは16時開始なので、既に食べ終わって、2階から降りていらしたお客さんもいらっしゃいました。

日曜日と祝日のディナータイムは、16時から。月曜日はお休み。

お店は落ち着いた雰囲気ですが、小学生以上の子供は入店出来る様。ファミレスとは違う、大人な空間です。

落ち着いた雰囲気の店内。

階段の踊り場も、江戸情緒が漂います。

飲み物のメニューの中に、白ワインのシャブリ、赤ワインのメドックがあるのを見つけて、食通に好まれているお店だからこそ、長く続いているんだろうなと思いました。

次回は、近いうちに、夫を連れて、カキフライとタンシチューを食べに行きたいです。

値段はやや高めですが、きっと満足できる食事が出来ると思いますので、おすすめします。

ぽん多で、16:30過ぎから、ゆっくり食べて、上野に戻っても、夜の部に間に合いました。観劇前に丁度良い感じです。

ぽん多本家
住所:東京都台東区上野3-23-3
電話:050-5492-8353