銀座のママ直伝!銀座で愛される男性の品格とは?

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百戦錬磨と称される銀座のママ。座っただけで数万円、ボトルで10万円超。企業トップや政治家、芸能人など各界で活躍している人たちが集う場所、それが銀座です。

銀座のママから見た「一流の男性」はどんな人? 夜の銀座に集う「成功している男性」の共通点とは?

銀座のママが惚れる一流の男」(日高利美著)クロスメディア・パブリッシング

銀座で飲む一流の男は値切らない

銀座で飲む人は「銀座の街が好きだ」という話を聞かせてくれる人が多いと言います。それを聞くことで、銀座で働くことに対する誇りを感じ、幸せな気持ちになるそうです。

「夜の銀座は『一見』と呼ばれる、紹介者のいない方が足を踏み入れられない世界。だからこそ、自分がそのお店にふさわしい客なのかどうかを考えて行動なさいます。お客さまとして扱われるための振る舞い、働く女性や男性に対する態度、他のお客さまへの配慮など『銀座のお客さまとしての礼儀』が必要なことをご存じです」(日高さん)

「一流の方々は、枠な飲み方についてもよくご存じです。飲み方は場面によっていろいろありますが、高級クラブであろうがラウンジやスナックのようなお店であろうが共通点があります。夜の銀座で一番大切なポイントは『値切らない』ことです。高すぎると思われる場合、ご自身が納得のいく料金体系のお店に行かれるのが一番です」(同)

値切るという行為は、そのお店のサービスに対して不満があることと同じ意味です。お店に満足できないなら、満足できるお店に行った方が幸せというものです。夜の銀座で「値切る」という行為がどのように捉えられるかを知っていたら、そのようなことはできません。

「一見」の本当の意味とは

夜の銀座以外にも、一見を好まない場所があります。京都の花街です。初めての人はお茶屋を利用できません。紹介があって初めて、座敷に上がることが可能になるのです。しかし、これにはちゃんとした理由があります。

京都の花街では、座敷に上がった客からその日のうちに支払いは発生しません。経費はお茶屋が立て替え、後日精算します。客は財布を持っていなくても大丈夫なのです。客への請求は数カ月後ということもあります。

長期の掛け払いという慣行は、かなりの信頼関係がなければ成立しませんが、信頼関係はすぐに生まれるものではありません。これが一見を断る理由です。万が一、お茶屋からの請求を踏み倒したならば、責任を紹介者が問われて、支払いを肩代わりさせられることもあります。

夜の銀座や京都の花街など、格式の高い店には「一見さんお断り」が少なくありません。長きにわたる信頼関係を結びたいからこそ、あえてお断りするのが真意なのでしょう。

なぜ銀座は「ママ」なのか

夜の街は銀座以外にもたくさんありますが、「ママ」の肩書は銀座が一番しっくりきます。銀座ではなぜ「ママ」なのでしょうか。

銀座のクラブは「永久指名制」です。担当ホステスが店を辞めるまで客の世話を焼くことになります。担当ですから、体調がすぐれないようであれば察した行動が求められます。永久担当ですから「ママ」なのです。母親のように保護してくれるという意味合いがあるのです。

さらに、銀座は「社長だから」「金持ちだから」とありがたがられる街ではありません。旦那衆やタニマチに象徴されるように成功者が次の世代を育てる文化があります。

成功とは何か、一流とは何か、暗黙のルールとは何か。皆さま銀座に興味を持つ機会になれば幸いです。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

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