無料PCR検査事業の補助金10億円申告漏れは氷山の一角か?

東京都荒川区の美容医療診療所「スキンシアクリニック」の石山実穂院長は、新型コロナウイルスの無料PCR検査事業に関連して、東京国税局から2022年の所得約10億円の申告漏れを指摘されました。

東京都から受け取った補助金が委託先の業者に支払わず、院長の所得として認定されました。約28億円の補助金のうち約10億円が検査業務の外部委託先に支払わず、院長の夫が大部分を別の目的で使用していたことが税務調査で明らかになりました。

スキンシアクリニックの担当者は21日、朝日新聞の取材に対し、「適正な申告をしていたつもりだが、税務調査で経費の一部が否認され、修正申告した」と述べまています。

石山実穂院長 「スキンシアクリニック」HPより

修正申告で終わりなのか?という声が多く聞かれます。

追徴税額は約6億円だったそうです。

https://twitter.com/satobtc/status/1771477131467620584

「スキンシアクリニック」は2020年に開設され、2023年1月から石山院長が代表理事の一般社団法人が新たに開設者となって運営されています。

釈然としないという声も聞こえてきます。

日本政府の最大の支出は社会保障です。額が額だけにそのいい加減な使われ方を国民は注視したほうがいいと思うのですが・・・。

検査事業は国の地方創生臨時交付金を財源に都道府県が実施していますが、受検者数の水増しなどの不正が各地で明らかになっているということです。明らかになった不正は氷山の一角なのではないでしょうか。