継続のコツをつかむ!習慣化への道とは?

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「うちの子は、何をやっても三日坊主なんです」
「ゲームばかりで、宿題をなかなかやろうとしません」
「読書を習慣化させたいけど、すぐ飽きて続きません」

これらの親御さんの悩みは、本書で紹介する【継続】の方法を実践するだけで、すべて解決します!「継続は難しい」と思っている方も、ご安心ください。小学校教師歴20年以上、「継続アカデミー」塾長で、3児の父である著者が【継続のコツ】を解説した一冊です。

うちの子、脱・三日坊主宣言!」(ぞう先生 著)総合法令出版

継続にはコツがある

著者も「自分には何かをコツコツやり抜く力がない、飽き性だ、継続できない」と考えている時期があったそうです。

「なぜそう思ったのかというと、じっくりコツコツと継続できた経験がなかったからです。何かやりたいことがあり、始めたとしても、三日坊主で終わってしまう。ひどい場合は一日でやめたこともあります。そういった経験から、『自分には継続は向いてない』と思い込んでいたのです。でも、こう思いました。『継続も何かしらのコツがあるのではないか?』」(著者)

「野球にはバットを振るコツがあります。ゴルフも正確なショットを打つコツがあります。 テニスもバレーボールも水泳も、すべて『体の動かし方のコツ』というものが存在します。それ以外にも書道の書き方、絵の描き方、人間関係でさえコツがあります。継続にもコツがあるのではないかという仮説が浮かんだのです」(同)

そこから「継続」「習慣化」の名のつく本を読みあさり、すぐにできそうなことを実践します。すると、1か月、3カ月、半年、1年と継続し効果も出始めたのです。

「あれだけ自分には継続の才能がないと思っていましたが、その考えが180度変わりました。継続できなかった理由は、遺伝でも性格でもやる気でも根性でも意志力でも才能でもなく、ただただ継続のコツ(やり方)を知らなかっただけだったのです。裏を返せば、やり方さえ知れば、誰でも継続は可能なのです」(著者)

ギャンブルという習慣

しかし、継続は簡単ではありません。決意したのに先延ばしにする、結果を実感できずにあきらめる。そんな「続けられない」が重なると、次第にやる気がなくなります。

パチンコや競馬などのギャンブルがやめられない人がいます。ギャンブルが習慣になると、お金だけでなく、社会的な信用や家族との関係を失うことになりかねません。

このような時には自問自答してみるといいでしょう。ギャンブルをそのまま続けているのかどうなるのか?「最悪の場合、家族がバラバラになってしまうかしれない」といった答えが導き出されることでしょう。ここではじめて、ギャンブルをやめる決意が固まります。

コンサル業界の人なら、思考法によるものだとすぐにわかります。いまの思考の流れは演繹的な方法で、普遍的な事実を前提として結論を導き出しだしたものです。必然に必然を重ねるプロセスに特徴があり、結論はより真実に近いものとされています。

習慣とは行動様式のこと。経験によって後天的に獲得された固定された行動様式のことです。「早起きや規則正しい生活」「整理整頓」「運動」なども同じこと。元旦に立てる目標も習慣といえるでしょう。

本書は新入社員など若手ビジネスパーソンにおすすめできます。しかし、自己啓発は習慣化しなければ行動様式に反映されることはありません。自らに定着させるための作業が必須であることはいうまでもありません。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)