4月6日、数日前は雨予報もでていましたが思いのほか好天に恵まれました。
おそらく花見を楽しめる最後の週末になるだろうと思い、桜を見にローカル線に飛び乗りました。やってきたのは身延線にある入山瀬駅。ここから徒歩10分ほどのところに近年インスタ映えすることで有名になった桜の名所、龍厳淵(りゅうがんぶち)はあります。
駅に降りるとカメラを持った観光客が降りていきます。龍厳淵に向かう道路は大混雑。他府県ナンバーも見られ人気のほどがうかがえました。
龍厳淵にやってきました。潤井川の河岸に桜並木が続きます。満開の桜がお出迎えしてくれ、多くの観光客が写真を撮っていました。
龍厳淵はもとは「立願淵」だったようで、かつてここで100人分の膳を貸してほしいと立って願ったところ浮いて出てきたという伝説があることからこの名がついたそうです。
下流を眺めてみると桜と菜の花の共演!より春らしい光景が目の前に広がります。菜の花の黄色と桜色ってどうしてこんなに相性がいいんでしょうね。こころがウキウキする色合いです。
菜の花畑を抜ければ桜のトンネル。川の流れを間近に見ながら桜のトンネルをくぐっていきます。おや?橋の上に大勢人がいますね。あの橋の上からはあるものが見られるようです。それではあちら側の人になってみましょう。
先ほど見えた滝戸橋に登ってきました。細い橋ですが地域の方の車が通るので注意しましょう。川の向こう…何か見えますか?
見えますか、富士山!この日は雲が多く頂上を拝むことはできませんでしたが、露出を下げて、望遠にしたら何とかその一部をカメラに収めることができました。
富士山がはっきり見える日はこんな感じになるそうです。これぞザ・日本!という絶景です。この景色を求めて全国から人が訪れる観光地となりました。
龍厳淵には屋台は一切ありません。桜を春を存分に楽しむ場所です。春の訪れを存分に感じてみてください。駐車場も限られますので電車の利用をお勧めします。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年4月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。