陸上自衛隊大宮駐屯地の第32普通科連隊が、公式Xで活動を紹介する際に「大東亜戦争」という言葉を使用しましたことに朝日新聞や毎日新聞がここぞとばかりに反応しています。
陸上自衛隊の第32普通科連隊、公式Xで「大東亜戦争」と表現 https://t.co/qM1ApsQb9C
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) April 7, 2024
公式アカウントは第32普通科連隊が硫黄島での日米合同の戦没者追悼式に参加したことを紹介し、「大東亜戦争最大の激戦地硫黄島」「祖国のために尊い命を捧げた日米双方の英霊のご冥福をお祈りいたします」と投稿しました。
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ここぞとばかりに特定の界隈の人たちは「軍国主義!」「戦前回帰!」と批判しています。
陸自の靖国神社への集団参拝といい、タガが外れてきている。
【陸上自衛隊の第32普通科連隊、公式Xで「大東亜戦争」と表現:朝日新聞】… pic.twitter.com/XUddJMyc7d
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) April 7, 2024
内閣総理大臣が国会で答弁する際に「大東亜戦争」の語を使った例はいくらでもあります。
内閣総理大臣が国会で答弁する際に「大東亜戦争」の語を使った例はいくらでもある。
今回は中韓台湾東南アジアに向けて使用したものではないのだから、そこで引用されている懸念の対象外。 https://t.co/ermBjCEfFB
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) April 7, 2024
そもそも「侵略戦争を肯定する意味合い」というのも論者によって様々で、単に当時の閣議決定で決まった公式呼称であり、地理的範囲として適当だからって理由でもある
そういう誤解をふりまいている首魁の朝日新聞の記述を持ってくるあたりね
文科省や外務省もその悪影響を懸念しているだけ
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) April 7, 2024
また、近年の歴史学界でも「大東亜戦争」の語は使用頻度が高くなってきているそうです。
近年は、歴史学界で「大東亜戦争」の語は使用頻度が高くなってきており、中国戦線を含めた用語としては、他に置き換え不能。「大東亜戦争」の使用自体に問題はない。
陸上自衛隊の「第32普通科連隊」公式X、「大東亜戦争」と表現して批判の声 https://t.co/TwUD8TIPAJ
— 竹田恒泰 (@takenoma) April 7, 2024
朝日新聞も毎日新聞も「大東亜戦争」は戦後は連合国軍総司令部によって禁止され、政府の公式文書では使用されていないということですが、なぜ禁止されたかはまったく忘却されているようです。
大東亜戦争が正しい。「太平洋戦争」では、大陸を侵略した歴史が忘れられる。
「15年戦争」では、満州事変からずっと戦争を続けたみたいだし、「昭和戦争」は読売新聞以外は使わない。「アジア太平洋戦争」は長い。 https://t.co/cXgkega5IU— 池田信夫 (@ikedanob) April 7, 2024
いやそんな理念はなかった。イギリスを植民地から追放したから、結果的に独立運動が起こっただけ。
陸軍は東南アジアを領土にするつもりだった。そういう侵略戦争という意味も含めて「大東亜戦争」という名前がふさわしい。 https://t.co/COwgyOVMYg— 池田信夫 (@ikedanob) April 7, 2024
大東亜戦争という言葉をあえて使いながら米軍と一緒に慰霊祭をやってなんの矛盾も感じない思考のほうが問題だという鋭い指摘も。こちらのほうが問題だと思うのですが、朝日新聞はそこまで思いも寄らないようです。
朝日新聞も毎日新聞も、この投稿が「大東亜戦争」という表現を使用したことに対する議論が広がっているということですが、これを機会に多くの人が歴史に関心をもつようになるといいですね。
大東亜戦争がトレンドに上がっており、逆に何故太平洋戦争なんていうけったいな名前が教科書に載っているのか、調べるきっかけになればとも思う。
これに向き合わず、第二次世界大戦という言葉で誤魔化すことなく。太平洋戦争はアメリカ側の呼称です。 https://t.co/hC57YJVDN8
— 本間奈々 (@nana0504) April 7, 2024
参照:陸自部隊がXで「大東亜戦争」と書いたと朝日新聞が反応:太平洋戦争という呼称とGHQ ねーさん