玉川田園調布の新星イタリアン:イル リストランティーノ エフェット

出口 里佐

出口里佐です。

本日は、玉川田園調布に4月3日にオープンしてまもないイタリアンレストラン、イル リストランティーノ エフェットをご紹介します。

最寄駅は自由が丘または九品仏で、どちらの駅からも徒歩で10分ほど。

自宅の郵便受けにオープンのお知らせのカードが入っていて、その存在を知りました。インスタのリンクで観てみると、なんだか素敵で美味しそうと気になり、すぐに予約をいれて、土曜日のランチに伺いました。

イル リストランティーノ エフェットのお店の前の目印

イル リストランティーノ エフェットのエントランス

ランチは、水曜から土曜までの11:30から15:00まで(LO13:00)、ディナーは日曜、第一、第三月曜日を除く、18:00から22:00(LO19:30)まで。

ランチの7500円のコース(税、サービス料10%別)をいただきました。

飲み物は、私は、バラとライムの香りのボタニカルトニックウォーター、夫はイタリアのクラフトビール、BACIO。

アミューズは、クレープにブーケの様に包んでいただく、フォアグラと枇杷のコンフィチュール、サワークリームと白い小さなお花アリッサム。フォアグラと酸味のある果物やドライフルーツの組み合わせは王道です。

アミューズは、フォアグラと枇杷のコンフィチュール。
クレープを半分折にしてからクルクルと巻いて、ブーケの様にしていただきます。

前菜は、低温調理の桜鱒と白アスパラガス、レモングラスの香りのオリーブオイルをまとわせて。ガラスのお皿にしっとりとした桜鱒のピンク色と、春を告げる白いアスパラが映えます。

桜鱒と白アスパラガス。レモングラスの香りのオイルとともに。

自家製角食パンが焼きたてで登場。北海道産ゆめちからを使用しているそう。美味しくて、すぐに食べてしまいました。

自家製角食パンは焼きたて。粉は北海道産ゆめちから。

次は蛍イカと菜の花、さぬきの夢という粉と全粒粉を使った、耳たぶのかたちの自家製パスタ、オレキエッテ。紫色の蛍イカと少し茶色いパスタがグラデーションの様で、シックな色合い、黄色いカラスミが彩りと塩味のアクセント。オレキエッテの食感、アルデンテで、弾力のある感じがちょうど良かったです。

蛍イカとオレキエッテ。

お肉のメインは宮崎牛と山菜の付け合わせ。宮崎牛には、ジュと蕗の薹、味噌のソースと蕗の薹チップスを散らして、なんとなく懐かしい味。山菜はタラの芽のベニエ、ウド、行者にんにくで、春の野山を思わせます。

宮崎牛と山菜、蕗の薹と味噌のソースは懐かしい味わい。

デザートは、日向夏の果実と皮のコンフィ、抹茶のエスプーマ、トンカ豆のジェラート、ホワイトチョコレートのクランブル、レモンの香りのメレンゲのチュイル。

トンカ豆のジェラートは、桜の味。これを味わっていると、お花見を体感している様な気分に。トンカ豆が桜の味がするというのは、初めて知ってびっくり。日向夏の皮のコンフィは爽やかな苦味。真ん中の抹茶のエスプーマ、散らされたホワイトチョコレートのクランブルと、このデザートはどの部分を食べても違う味、食感で、とても考えられていると思いました。

トンカ豆のジェラートは桜の味、日向夏のコンフィは爽やかな苦味、真ん中は抹茶のエスプーマ。
味わいと食感がどこも違っていて、驚きの連続。

ミニャルディーズは、焼きたてフィナンシェと生チョコレート。フィナンシェは食べる直前にオーブンから出してくれる、計算されたサービス。

焼きたてフィナンシェ。

私が案内されたのは、カウンター席の角の特等席。シェフ達の動きも良くみえて、お話も出来ました。ありがたかったです。

盛り付けの様子が見える特等席でした。

カウンターが中心で8席くらい、テーブルは4席。

自由が丘らしいナチュラルな内装で、リラックス出来ました。

それぞれの席の前に、小さな花瓶。

シェフの向原さんはまだ34歳で、アロマフレスカなど、有名イタリア料理店で修業した後にこちらのシェフに。

自宅から徒歩圏内に、こんなに美味しいお店が出来て嬉しいです。予約が取りやすい今のうちに、皆様もぜひ訪れてみてください。

il RISTORANTINO EFFETTO(イル リストランティーノ エフェット)