「アンプラント」でお昼ご飯。シェフのジェローム・ローランは、「ル・ムーリス」や「テロワール・ダヴニール」でヤニック・アレノと長年働いていた料理人。なので、まずは、ヤニック&カミーユ話で盛り上がる。
フランス産食材にしっかりコミットした、エレガントな料理。あの時代のヤニック感じるなぁ、という箇所もちらほらあって、なんだか懐かしい。
ブーダン&青リンゴ、タラ&柑橘、牛肉と全部よい感じの中、個人的ヒットは、丸ごとじゃがいもを藁でくるんで焼いてから、ナツメグ香るクリームをたっぷりかけた牛の付け合わせ。焼き芋的美味しさと極上のピュレを合わせたイメージで好み~。
ワインはもちろん、ウィスキーやジンも全てフランス産。ジェロームの兄弟で客席担当のフロリアンによるペアリングも秀逸。料理ペアリングはもちろん、ストラスブールのMOFフロマジェ夫婦による傑作フロマージュたち&シャトー・シャロン(熟成コンテや燻製マンステールに最高~)、そしてキウイ(もちろんフランス産)のパヴロヴァ&アルザスのゲヴルツトラミネールの組み合わせもお上手!
食器も美しくパンはプージョラン、細かいところまで気を配っていて、料理もサーヴィスも雰囲気も感じいい。
ローラン兄弟の素敵なレストラン♪
極寒だけど、たくさん食べたし歩いて帰ろうか。
途中、テロワール・ダヴニールでキウイ(もちろんこちらもフランス産)や洋梨買って、横でヴィノワズリー買って(ガレットの誘惑には負けなかった)、せっかくここまで来たから、と、ボーンシェーカーでグレイスドのドーナツもゲット。
誘惑だらけのモントルグイユ通りでは、ガレットの誘惑には負けなかったけれど、ヴェンキのブティックにはついフラフラ入ってしまい、気づけばショコラを買い込んでた。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年1月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。