4月6日、良い天気に恵まれた週末、このチャンスを逃すまいと花見のハシゴ旅に出かけました。日も暮れかかっていましたがまだ花見は続きます。
富士市の龍厳淵、山梨県身延町の久遠寺に続いてやってきたのは三島市の三嶋大社。昼間にやってきたことは何度もありますが夜にやってきたのは初めてです。
↑ 以前書いた三嶋大社の記事はこちら。
三嶋大社は三島市きっての桜の名所。寒桜やシダレザクラ、大島桜にソメイヨシノなど200本もの桜が境内に植えられており2月から4月にかけて桜を楽しむことができます。中でもソメイヨシノが咲く時期には境内がライトアップされ夜桜見物をすることができて多くの参拝客でにぎわうのです。
正面の鳥居からではなく駅に近い西門から三嶋大社に入りましたが、ここでもライトアップされたソメイヨシノがお出迎えしてくれ、これから見ることができる夜桜の絶景の期待感を高めさせてくれます。
おぉぅ…神池の向こうの桜が灯りに照らされ空に向かって巨大な傘をさしているかのようです。先日駿府城の夜桜を見に行きましたが最近その美しさに取りつかれているような気がします。
参道はこれだけの人!三島の春の風物詩としてみんなが待ちわびていたのがよくわかります。
桜まつりはとても華やかで楽しいんですがここは神社であることを忘れてはいけません。夜ですがかなりの行列。みなさん花見だけではなくしっかりお参りをしていかれます。
お参りからの帰りも満開の桜のトンネルをくぐりながらゆっくりと参道を歩いて帰りました。
滝のように流れ落ちるようなシダレザクラもライトアップに映えて見事でした。
桜の種類も豊富ですが、池もあり境内もあり、ライトアップの見せ方も工夫を凝らしているところがあり、写真を撮っていて飽きることがない楽しい夜桜見物になりました。
花の命は短くて、東海地方の桜の見ごろはそろそろ終わりを迎えようとしています。私自身今年の夜桜はもう見納めだと思われ少々寂しい気持ちになりますが、一年で1週間ほどしか見ごろがないからこそその美しさに再び出会えた時の感動は深まるのだと思います。
この景色を写真で見返しながら、来年また素晴らしい夜桜の景色に会いに行きたいなと思いました。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年4月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。