4月16日に告示された衆議院島根1区の補欠選挙では、自民党・清和政策研究会の会長でもあった細田博之前衆院議長の死去を受けたものとなります。自民党は公明党が推薦する元中国財務局長の錦織功政氏を立て、立民は元議員の亀井亜紀子氏を立てて、今回の補選唯一の与野党対決の選挙区として注目されています。
自民王国に異変、漂流する保守票 岸田政権の命運かかる衆院島根1区補選ルポ https://t.co/4p73rfwVJB
「『自民党に反省してほしいから自民候補に投票したくない』という友人もいる」。自民新人、錦織功政氏の親族はこう明かす。
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 23, 2024
島根1区は自民が下野した2009年の衆院選を含め小選挙区制になってから細田前議長が議席を守り続けてきました。
自民の戦略は保守基盤が強い、細田博之前衆院議長の死去に伴う島根での勝利を最優先課題としていた。 https://t.co/TCLLKna5Nh #島根
— 月刊文藝春秋(文藝春秋 電子版) (@gekkan_bunshun) April 16, 2024
■
錦織候補は1993年大蔵省に入省し、内閣府政策統括官、中国財務局長などを歴任し、自民党島根県連の公募で選ばれました。
衆院・島根1区補選、元財務官僚の錦織功政氏が立候補表明…自民県連が公認申請 : 読売新聞オンライン https://t.co/8CWYEzh6uZ
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) January 17, 2024
亀井候補は元衆議院議員の亀井久興の長女で、2017年の衆議院議員総選挙に島根1区から立民公認で立候補し、自民党の細田博之に敗れましたが比例復活で初当選をしました。
前回2021年の選挙では亀井あきこ候補という同姓同名の人物が突如立候補するというというハプニングがありました。このときは比例復活もできず落選しました。
今回の選挙戦は、保守王国といわれる島根1区でも自民党にとって厳しい情勢となっているようです。
最初から不戦敗2つの自民。“ここだけは大丈夫”と言われた保守王国島根1区も厳しい予想。岸田首相の来県にも「逆に票が減る」と言われる始末。小選挙区採用以来の初敗北も、自民自体が保守でなくなったのだから当然。それでも会期末の野党不信任案提出に呼応し解散→惨敗→下野すれば正に歴史に残る首相… pic.twitter.com/iyk97pzxLP
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) April 23, 2024
岸田首相もテコ入れしていますが・・・。
島根1区で地元県議が「首相が来ると票が減る」とコメントしてるのすごいですね。憲政始まって以来ではないか。
— 橋本琴絵 (@HashimotoKotoe) April 23, 2024
一方、立民執行部は他党に対して厳しい世襲批判をしていましたが、けっきょくは世襲に頼るしかないというのが現実のようです。
オカシイなあ。立憲民主党は昨年秋までは明確に世襲批判政党だったハズなんだが。そういうのって、コロコロと都合よく変わるものなんですか?
4月の衆院補欠選挙
島根1区:亀井亜紀子→父・亀井久興(元国土庁長官)
長崎3区:山田勝彦 →父・山田正彦(元農水大臣) https://t.co/xeSttVcdWk pic.twitter.com/mI8XHNY9ck— 木曽崇/Takashi Kiso (@takashikiso) February 1, 2024
両党ともに人材の払底感は否めませんが、両候補は地域の課題や政治の方向性を訴え、激しい選挙戦が予想されます。投票は4月28日に行われ、即日開票されます。