米国がネタニヤフ首相への逮捕状請求を批判:でも、プーチン大統領の逮捕は支持

ICCの検察官がイスラエルのネタニヤフ首相とガラント防相の逮捕状請求を行ったことに対して、バイデン大統領は「言語道断」だとして批判しています。

バイデン大統領とネタニヤフ首相 イスラエル首相府SNSより

以前、ロシアのプーチン大統領に対する逮捕状が出された時には、バイデン大統領はICC の対応を賞賛していました。しかし、イスラエルのことになると一転してICCの正当性を疑うような発言を繰り返しています。

国務省のスポークスマンは、イスラエルは民主主義国家であり、説明責任を果たす能力があるため、ロシアとは違いICCの管轄外に置かれると示唆しています。

しかし、イスラエルもロシアと同じようにICC非加盟国です。

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とある国の指導者はICCがアフリカ人とロシア人を罰するために存在しており、西洋人を裁くために設立された機関ではないと発言したそうです。

米国政治ではAIPAC などのイスラエル・ロビーが豊富な資金力を背景に多大な影響力を行使しています。

米国の見解はダブルスタンダード以外の何ものでもありません。

ネタニヤフ首相SNSより

アメリカが言う「法の支配に基づく国際秩序」は「アメリカ中心の国際秩序」と同じ意味なのでしょうか?

国際法は万国共通で尊重されるべきであり、イスラエルの過剰な軍事行動は批判されるべきです。日本は米国追随を続けることで国際的信用を失っても構わないのでしょうか?