突然出てきた電気・ガス補助金の「お代わり」に役所もビックリ

岸田首相はきのうの記者会見で、5月で打ち切るはずだった電気・ガス料金の補助を、8月から10月まで再開すると発表しました。事前には予想されていなかった補助金の「お代わり」に、経産省も困惑しています。

もともと「異常な値上がりに対する臨時措置」だったはずの補助金が、ずるずると延長。

電力需給がタイトになる8月に、補助金で気代を下げて電力消費を増やす倒錯した政策です。

エネルギー政策としても、行き当たりばったり。改革を先送りして目くらましばかり。この背景には、9月に迫った自民党総裁選挙があります。

今のところ総裁選は有力な対抗馬がいませんが、こんな首相を再選すると、来年までにある総選挙では、まさかの政権交代の可能性もります。自民党のみなさんの奮起に期待したい。