セーヌ川を巡る絶景ツアー:バトー・ムーシュの魅力

パリで最も訪問されている有料スポットがどこかご存知だろうか?

1位は、誰もが想像する「エッフェル塔」。2位の「ルーヴル美術館」、3位の国立近代美術館が入る「ポンピドゥー・センター」も、なるほど納得。そして4位は・・・? セーヌ川の遊覧船、「バトー・ムーシュ」だ。

揺れの少ない快適な船を取り揃える「バトー・ムーシュ」

1949年に誕生した観光船。1900年のパリ万博で利用された蒸気船1隻のみでスタートした「バトー・ムーシュ」は、すぐに、パリや世界の文化人や芸術家たちにも愛され、華やかな社交の場として輝くと同時に、パリを訪れる旅人の興味もひいた。

おりしも時は第二次大戦後。平和とともに世界中で旅行ブームが起こる中、パリにも世界から観光客が押し寄せ、「バトー・ムーシュ」の人気も鰻登り。今では、12隻の観光船を保有し、年間300万人以上、創業から数えるとこれまでに8千万人以上の人々を、”パリで最も美しい大通りであるセーヌ川”からのパリ観光に誘ってきた。

船着場はエッフェル塔の対岸

パリの中央を横断しているセーヌ川。エッフェル塔の対岸からスタートし、船は東へ。いくつもの美しい橋を潜り抜けながら、オルセー美術館やパリの発祥地であるシテ島に建つノートルダム寺院を愛でているうちに、船は街の東端へ。ぐるりと大きくUターンし、今度は西へと川下り。ルーヴル美術館やコンコルド広場、グラン・パレを眺め、エッフェル塔も超えた先で再び舵を切って東へ進路を取り、エッフェル塔を見上げるように進んだのち、出発地点に戻る。

エッフェル塔の通過ポイントは、遊覧のハイライト

観光名所が次から次へと目の前に飛び込んできて、うきうきわくわくが止まらない。シンプルな遊覧は1時間強。ランチやディナー付きの遊覧は2時間前後。ディナーは、船から発せられる照明が河岸の建物を照らし、ハッとするほど美しい特別なパリの風景を楽しめる。

シンプルな遊覧もよいが、おすすめは、ランチやディナーの遊覧プログラム。食事用の船には厨房が設置されており、船内で作りたての料理を振る舞っている。旬の野菜や果物、フォアグラ、オマールエビ、鴨、仔羊、チーズなどフランスが誇る食材を使ったフランス料理を、コース仕立てで楽しめる。

料理のクオリティも高い

世界で最も美しい街の一つであるパリを、遊覧船に揺られて、おいしいフランス料理を味わいながら愛でる・・・。そんなロマンティックなシチュエーションで、これまでに4000以上のプロポーズが行われきたそうだ。

きたる7月26日は、パリオリンピック開会式が、このセーヌ川を会場に行われる。100隻以上の大型観光船に各国選手団が乗船し、船団を組んでパレードする予定だ。もちろん「バトー・ムーシュ」が所有する船も開会式に使われる。大型船が多いので、フランスやアメリカ、日本など、大規模チームを派遣する国の選手団を乗せる可能性が高いそうだ。

オリンピック選手団を乗せた船に乗り込み、彼らと同じ視線でパリ観光を楽しむのはいかが?

BATEAUX MOUCHES

Bateaux Mouches® オフィシャルサイト | セーヌ川クルーズとレストラン
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