イギリスでの政権交代、フランスでの決選投票から日本の民主主義は何を学ぶか

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

イギリスで14年ぶりの政権交代が起きました。フランスでも極右政党の台頭による決選投票が迫っており、政権交代の可能性があり余談を許さない状況です。

勝利を喜ぶキア・スターマー労働党党首 同氏インスタグラムより

世界の先進諸国が少子化・成長鈍化・移民政策の失敗等による新興勢力の急成長に直面しています。

それが悪いことかどうかは今のところ判然としてませんが、政情が不安定化することは間違いなく、舵取りの難しさを痛感します。

イギリスは「揺り戻し」として、二大政党の一角である労働党に回帰が起きました。これは労働党が左によりすぎた方向性を是正し、中道左派としてのポジションを取り戻したことも大きいのではないかとの指摘があります。

日本でも野党第一党が共産党との結び付きを強め、左傾化を続ける一方では、政情が不安定化する形での与党下野の可能性があります。

また我が国では「与党も野党も、既存政党にはすべて不満!」という無党派層が、目まぐるしく台頭する新興勢力に支持を変え続けるという事象が続いています。

これを過渡期の事象として、移ろいやすい期待を既存の改革政党(維新!)が掴むことができるか、ここが試金石になると考えています。

今回のイギリスの政権交代、フランスの決選投票(選挙区調整)事例から学ぶべき点は多々ありそうです。政情を不安定化させず、政治をどのように変え、期待の風を集めて前に進めるか。

都知事選挙の後、仕掛けるべきことはたくさんありそうです。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年7月3日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。