アメリカをはじめとする西側諸国の大使は、9日に長崎市で開かれる「原爆の日」の平和祈念式典を欠席することが明らかになりました。アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリア、イタリア、カナダ、欧州連合(EU)が含まれます。
参照:エマニュエル大使が長崎市の平和式典を欠席:原爆投下は「自衛」で片づける? アゴラ
鈴木史朗長崎市長は先週、ガザ地区での紛争をめぐってイスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使を式典に招待しないと発表していました。これに対応して、在日米国大使館と英国大使館は大使ではない外交官が出席すると発表しました。他の西側諸国も同様の対応をとる見込みです。
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この長崎市長の判断に対し平和式典を政治化するなという批判の声が高まっています。
そもそもロシアとベラルーシを呼ばず式典を”政治化”をしたのは広島市が発端でした。
参照:岸田チャイルドとしての松井一實・広島市長 篠田 英朗
参照:広島は普遍主義を維持できるか 篠田 英朗
長崎市長の判断は筋が通ったものです。
鈴木市長は落ち着いた対応を呼びかけています。
今のところ日本政府は長崎市の判断に関与はしない方針です。
なぜか鈴木市長は右側の陣営から叩かれています。
もう一方の側は西側諸国に徹底抗戦の構えを見せています。
いずれにせよ、この不可解な状況に疑問の声があがっています。
イスラエルという国はわれわれとは全く違った思考様式と行動原理をもっていることは知っておくべきかもしれません。
欧米のスタンスもますます矛盾が目に付くようになってきました。
ステートメントや法文よりも、実際にとった行動に本音と真実が潜んでます。
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9日の式典での鈴木市長のスピーチに注目が集まります。