タクシー会社がイカサマ?!業界に忖度せずにライドシェアを全面解禁せよ

4月からスタートした「日本版ライドシェア」が案の定、残念な展開になっています。

空車なのに「迎車中」? 河野太郎氏がタクシー業界の不正指摘
https://mainichi.jp/articles/20240729/k00/00m/020/193000c
日本版ライドシェア、猛暑の時間帯やイベント開催時は稼働制限を緩和へ…「車両足りない」指摘
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240802-OYT1T50222/

マッチング率を水増しさせ、タクシーの供給が十分かのように見せかけるためにあえて「迎車中」にし続ける不正を事業者ぐるみで行っている疑惑が大臣から指摘され、

また結局解消されるはずもないタクシー不足については、「猛暑の時間帯も追加でライドシェア開放しまーす」と場当たり的に緩和対象を追加していくなど、なし崩し的な対応が続いています。

日経新聞でも「もがく日本のライドシェア」という特集記事が掲載されていましたが、大阪では親事業者が募集したライドシェア運転手募集に応募が2,000人、しかし採用は30人しかできなかったとのこと。

これは大阪府内においてはライドシェア解禁は大阪市内のみ、しかも金曜日の4時~7時台、土曜日の午前0時~3時台しか運行できず、これではとてもじゃないけれど生活できるほどの収入にもならないし、「スキマ時間」の副業にもなかなか使えません。

いつまで業界団体に忖度をして、このような中途半端な制度を微修正しつづけるのでしょうか。

ライドシェアについては時間・地域を限らず全面解禁、そしてタクシー会社による管理・雇用だけでなく新規事業者の参入が必要不可欠です。

万博の成功に向けても、ライドシェアは必須項目の一つ。

引き続き、強く全面解禁・規制改革を求めていきます。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年8月7日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。