ドナルド・トランプ前大統領の選挙陣営がイランからのハッキング被害を受けていると発表しました。この訴えを受け、FBIが捜査を開始しています。
BBCニュース – トランプ陣営、イランのハッカーに狙われたと主張 FBIが捜査着手https://t.co/0daCiVqL5J
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) August 13, 2024
マイクロソフト社はトランプ陣営にウェブサイトがイラン政府関係者にハッキングされていることを報告していたようです。
トランプ氏、陣営へのハッキングの背後にイラン-マイクロソフト報告 https://t.co/0SXnQltxxH
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) August 11, 2024
イラン政府の真意はともかく、イランにとってトランプ氏の再選は望ましいことではありません。2018年にトランプ政権はイラン核合意を離脱し、対イラン制裁を再開させました。これによってイラン経済は圧迫されており、追い込まれたイランは核開発を再び進めています。
今日(米国時間5月8日)でトランプが一方的にイラン核合意から離脱して4年となる。トランプは周囲の制止を振り切って離脱し、「最大限の圧力」をかけたが、結果としてイランは核開発を進め、今やブレイクアウトタイム(核爆弾1発を作るまでの時間)が1年から2週間にまで縮まったことを解説する連ツイ。 https://t.co/7Y0PT2wKEn
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) May 9, 2022
また、トランプ大統領はイラン国内で英雄扱いされていたソレイマニ司令官の暗殺を指示しており、そのこともあってイラン政府からあまり良く思われていません。
日本の「代表的な」言論人もトランプ氏のイランに対する政策には批判的です。
トランプ大統領の指示でイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官らが空爆で殺害された。イラク国内の米軍基地が攻撃されたことの報復だが、大統領候補とも言われる人を殺害されたイランの怒りは爆発寸前であろう。そもそもトランプが核合意を離脱宣言したことに端を発する緊張である。心からの冥福を祈る。
— 鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama (@hatoyamayukio) January 3, 2020
トランプが命じた米軍によるイラン・ソレイマニ司令官の殺害。愚挙中の愚挙。アメリカはこういう馬鹿なことをする。そして恨まれ、反米勢力を拡大させ、テロの標的になる。アメリカと仲良くすると危ない。自衛隊中東派遣は即刻中止せよ。シンゾーはドナルドと絶交せよ。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) January 3, 2020
最近では、イランとつながりのある人物がトランプ大統領の暗殺を計画していたというニュースが出ました。イランはよっぽどトランプ氏の再選を阻止したいのではないでしょうか?
トランプ氏暗殺、イランも計画 銃撃事件とは無関係―米CNNhttps://t.co/fEME4PHWK9
米CNNテレビ(電子版)は、トランプ前米大統領の暗殺をイランが計画しているとする情報を米当局が入手していたと報じました。
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) July 16, 2024
近年では選挙のプロセス、またはその結果を操作するために外国勢力が米国大統領選へ干渉するという可能性が大々的に取り上げられています。
しかし、ロシアが2016年大統領選に選挙介入をしたことによってヒラリー・クリントン氏が敗北したというナラティブが民主党内に広がり、それが同党支持者のロシアに対する姿勢を強硬なものにしました。ロシアが選挙介入をしなければ、バイデン政権は現状のように積極的にウクライナ支援を行わなかった可能性があります。
【解読】「選挙干渉」に日本も備えよ 民主主義 揺さぶる強権国家の心理戦 外信部長・加納宏幸 https://t.co/PVnqWu5n1n
ロシアによる大規模な選挙干渉にさらされる米国は昨年11月の大統領選でロシア、中国、イランによる攻撃への監視や防御を強めた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) October 30, 2021
イランは米国大統領選に干渉することで自国の国益を追求しようとしているのかもしれませんが、ロシアの事例を他山の石とするべきです。