トランプ前大統領とイーロン・マスク氏がXで公開対談を行いました。ユーザーがアクセスできない状態が続き、予定時刻から40分余り遅れて始まりました。
その中で、トランプ前大統領は、原子力発電に「名称(ブランド)の問題」があると主張し、福島やチェルノブイリの災害を引き合いに出して人々が「2000年間人が住めなくなった」と述べました。
マスク氏、福島原発に軽口のトランプ氏へ反論https://t.co/crOSUzJsju
トランプ氏がマスク氏によるインタビューで、福島第1原発事故に関して「2000年は現地に戻ることはできないと言われていた」と発言。マスク氏は「福島ですら危険ではない。地元で生産された野菜も食べた」とたしなめました。
— 毎日新聞 (@mainichi) August 13, 2024
しかし、マスク氏はこの発言に対して「それは真実ではない」と反論し、震災後に福島を訪問した経験を元に「福島は危険ではない」と述べました。
さらに、マスク氏は福島で地元産の野菜を食べたことを述べました。また、広島と長崎が原爆投下後に完全に復興したことにも触れ、原子力が一般に考えられているほど恐ろしいものではないと説明しました。
1500万人が聞いたドナルド・トランプとイーロン・マスクのスペース対談
イーロン「福島原発事故後、カリフォルニアで人々が僕に心配しているかって聞いてくるけど危険じゃないよ。僕は現地の野菜をテレビの前で食べたこともあるんだ。最近、調子が良くないのがちょっと心配だけど、でも大丈夫だよ」 pic.twitter.com/ozu8kjW11o— Mi2 (@mi2_yes) August 13, 2024
トランプ氏はその後、マスク氏に対して「最近気分が悪そうじゃないか」と冗談めかして言った後、「冗談だ」と繰り返しました。「いや、それは事実じゃない。実際、思われているほど悪くないんだよ」と、マスク氏はていねいにトランプ前大統領の発言を訂正しました。
この話はエネルギー政策の文脈で出てきたものです。マスク氏は原子力エネルギーを支持すると述べ、石油・ガス産業を “中傷 “する人々を支持しないとしながらも、石油・ガスは無限の資源ではないため「時間をかけて持続可能なエネルギー経済へと移行していきたい」と語っています。
イーロン・マスク社長は昨夜のトランプ元大統領との対談でも福島を支援してくれた。彼は日本を応援してくれる人だ。
また両者とも東洋人へ好意的なコメントがあった。
経済政策の考え方も大変まともでアメリカ経済やエネルギー政策もよく理解している。 https://t.co/VPi49u2hKc
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) August 13, 2024
この会談で、マスク氏がトランプ前大統領を諭したこのやり取りだけは素晴らしかったという評価も見られます。
二人の間に稀に見るより良い瞬間が訪れたのは、気候変動と原子力発電についてイーロン・マスク氏がトランプ大統領に優しく反論した時だった。
ただし上記の毎日新聞は、科学に基づかない福島への風評加害を煽る日本のマスメディアの責任には言及していません。
何度も言っているけど、科学に基づかない風評被害や誹謗中傷を止めるのはマスメディアの役割なんだよ。だから、むしろ科学に基づかない福島への風評加害を煽る朝日新聞や毎日新聞は自らマスメディアの責任を放棄したといっていいと思う。
— 麻布食品 (@azabu_food) March 24, 2024
福島第一原発周辺のダム底にセシウムがあり表層水でも検出と報じたが、実は不検出だった件。たいへん重要な問題。謝罪求めてるんじゃなく風評被害を食い止めてほしいんですよ。/「ダム底 高濃度セシウム」4日朝刊の訂正について 毎日新聞 https://t.co/26ul3yB9bz
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) October 5, 2016
今日の朝日、毎日は凄かった。全面で海洋放出大非難。風評被害対策もないまま地元を無視して拙速に決めた、と。だが世界でも日本でも放出されており、基準を大幅に下回るのに“なぜ福島だけダメなのか”の根拠なし。風評被害を巻き散らしてきた貴方達が真実を報じれば風評は収まる。いい加減にしなさい。 pic.twitter.com/xbY0SaGuwN
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) April 14, 2021
アメリカの政権がどちらになろうとも風評加害の責任の記憶を風化させてはなりません。