自民党総裁選の告示された12日におこなわれた共同記者会見で、大本命の小泉進次郎さんに異変が起こりました。問題の会見はこれ(38:00~)。
今、日本テレビの討論を見ているけど、
小泉進次郎さんにとって、「解雇規制の見直し」をきちんと整理して発信していかないと致命傷になるんじゃないかなぁ。老婆心ながら。
なんか、論点を正規・非正規化格差の解消にもって行って修正を図っているように見えるけど…
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) September 13, 2024
やはり「解雇規制の緩和」というアジェンダ設定が間違い。日本社会に「解雇」という言葉への過剰反応があることがわかっていない。
判例法で過剰保護されている正社員の解雇要件を緩和し、法的な金銭解決ルールをつくると説明すべきだった。こういうロジックが進次郎の頭に入っていない。— 池田信夫 (@ikedanob) September 13, 2024
あちこち出ている番組でも「解雇規制の見直し」に批判が集中しましたが、小泉さんの答があやふやで腰砕けの印象を与えています。
小泉氏 解雇の自由化考えていないhttps://t.co/7J1RWhcjEY
➡ この発言は残念やった。
小泉さんの解雇規制の見直しに対して一斉に反対論が上がっている。根拠はOECDの雇用保護指数。
見直し反対論者は指数の中身を全く見ていない。
EU各国の保護指数が高い理由は、「金銭補償制度」があるから。— 橋下徹 (@hashimoto_lo) September 13, 2024
テーマとアジェンダを提示しておきながら自らは何も判断しないのは、今まで秘書らがリサーチしまとめてきた話をただ暗記しているだけであることを間接的に証明していると思料。秘書がまとめた付箋付きのアンチョコがないと、進次郎氏は何も話せない可能性がある。暗記していない議題はスルーする手癖。
— 錦糸町見物人(ライフログアカウント) (@MonophonicTokyo) September 13, 2024
最初は世論調査でぶっちぎりのトップだった小泉さんが3番手に落ち、決選投票に残れないかもしれない。
【第2回党員調査】
弊社(JX通信社)が協力した、日本テレビの第2回党員調査の結果が報道されています。議員票と合わせて決選投票は確実な情勢です。https://t.co/acreIvGf5O— 米重 克洋 (@kyoneshige) September 13, 2024
議員票動向にNNN党員調査(9/13)の結果をドント方式で配分した積み上げグラフです。
石破氏優勢と言われているが、票差はわずか。高市氏・小泉氏はまさにデットヒート。上川氏以下は票の構成割合が興味深い。いずれにせよ、まさに蓋が開くまでわからない選挙に。 #自民党総裁選 pic.twitter.com/Bh21kiCFlV— 大濱﨑 卓真 (@oohamazaki) September 13, 2024
自民党総裁選。決選投票に小泉進次郎さんが残ることは確実と見ていましたが、風向きが変わり、石破茂さんと高市早苗さんとの決戦投票となる流れとなっています。
— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) September 13, 2024
いつもは手ごわい質問を「進次郎構文」で無難に受け流すテクニックが、今回はうまく行かなかったようです。
進次郎にはサラリーマンの経験がないから、地に足のついた議論ができない。入れ知恵した人がていねいにレクして、金銭解決の話を頭に入れないと、決選投票に残れない。
本人が問題を理解してないのなら今回はあきらめ、経済政策を勉強して再挑戦したほうがいい。いくらでも先はある。 https://t.co/aehqMNvLrL— 池田信夫 (@ikedanob) September 13, 2024
今回は明らかに準備不足。十分考えないまま「解雇規制」という危険な言葉を売り物にした作戦が失敗でした。この調子では、首相になっても短期政権に終わるでしょう。まだ43歳。もう少し経験を積んで、自分の言葉で政策を語れるようになってからでも遅くないと思います。