船井電機(大阪府大東市)は、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けました。同社は、近年は海外勢との競争激化に苦しみ、事業が低迷していました。
これ、普通の倒産じゃないので、さすがに日経ぐらいはもうちょっと突っ込んだ分析記事を書いたほうがいいと思う。いわゆる経済犯罪の事案なので、債権者が訴えれば逮捕者が出せるケース。https://t.co/VJQ9yAIEY9
「世界のFUNAI」船井電機が破産手続きへ— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) October 25, 2024
また、2023年には買収した脱毛サロンチェーンを1年で売却するなど経営方針が定まらず、08年の創業者退任後は後継者選びにも失敗し、赤字体質に陥っていました。さらにミュゼに関連して、22億円の広告代金回収不能という事態が発生していました。
「FUNAI」液晶テレビなどを製造していた船井電機(大阪)が破産(帝国データバンク)
よくよくみたら、家電より親会社が関わってた脱毛サロン(ミュゼ)の連帯保証が要因大やんか。
まじ、美容界隈に絡むとロクな事ないな pic.twitter.com/KBxh6dKPwR— ガッテム竹内(元ハガキ職人)in音漏れ隊 (@gtt214214214) October 24, 2024
参照:「世界のFUNAI」破産手続きへ 低価格テレビで一世風靡 日経新聞
これを受け、全従業員約2000人は即時解雇されることになりました。
「破産です。給料は払えません。即時解雇です」 船井電機が破産手続き 突然の知らせに従業員2000人は
闇バイトよりエグい
FUNAIブランド作りに人生を捧げてきた従業員に失礼だし本当に悲しすぎる
経営者は破産が予測できた時点で再就職の斡旋ができたはずだろ!
従業員の生活を最後まで守って下さい pic.twitter.com/CRfq6LgLTz— のんびり (@nonbirimanabo) October 25, 2024
参照:「破産です。給料は払えません。即時解雇です」 船井電機が破産手続き 突然の知らせに従業員2000人は 関テレ
船井電機は、かつて「FUNAI」ブランドの液晶テレビで北米市場に進出し、一定のシェアを獲得しましたが、中国勢との競争や経営の混乱、負債の増加が続き、最終的には破産に至りました。さらにガバナンスの不備、親会社が買収した脱毛サロン関連の不祥事なども信用不安を拡大させ、立て直しが不可能になりました。
経済誌「FACTA」によると船井電機の近年の変調は「あやしい勢力」に浸食されつつあったと指摘されています。同社では、2023年3月から4月にかけて複数の役員が辞任し、外部から貸し金業関係者など電機業界とは関係の薄い人物が取締役に就任していました。
外部から一挙に5人が取締役入り。しかも、貸し金業関係者など電機業界とは無縁の人物ばかり。
☑「ミュゼ転がし」の顚末
☑「資産切り売り」の算段見るも無惨! どすぐろい勢力に侵食された「船井電機」https://t.co/vkVRktG95i
— FACTA 編集部 (@factaonline) August 22, 2024
経営陣の一部には金融業や詐欺に関わる疑惑のある人物も含まれ、船井電機の経営が外部の監視から離れた非公開企業であったことがリスクとなったことが挙げられています。船井電機は2021年に非上場化し再建を進めていました。
船井電気倒産。酷い。
TOBで非上場後に、エステ買収費に船井資産を抵当に韓国系銀行から借金。借金まみれの買収会社の連債務拒否後、逮捕歴ある金融業者に乗っ取られ、船井資産吸い尽くされた後に倒産に。 https://t.co/il8mfMKwul
— たかやま@Takayama.O (@takayama70) October 24, 2024
船井の破綻、テレビの低迷が根本原因ではあるけど、直接的には親会社だった秀和システムの経営の混乱に巻き込まれた感じだな。
— タケ (@bunnyatake) October 24, 2024
今回の破産は経営状況を鑑みれば予測可能な面もありましたが、従業員の方々は散々な目に遭ってしまいました。
破産は突然当日の朝に通知が来ることが多い。ただ、今回の破産は経営状況を見ていれば予見できた要素もある。10月に退職者は一定数いたはず。
「破産です。給料は払えません。即時解雇です」船井電機が破産手続き 突然の知らせに従業員2000人は(関西テレビ)#Yahooニュースhttps://t.co/jYrcJrTqTs
— 内藤亮@退職代行やめたらええねん (@naito_nekkyo) October 25, 2024