引き続き選挙の事後対応、つまり挨拶まわりの日々が続いています。
「挨拶まわり」といっても、わかるようでわからない方が多いと思います。選挙区内の支援者や各種団体等を訪ねてまわるわけですが、具体的な例の一つとしては
「ポスターを掲示してくれたお宅・会社を回り、剥がすもしくは張り替える」
というものがあります。
選挙期間中に貼ったポスターは、そのまま貼っておいても違法にはなりませんが、選挙期間用のポスターは投票依頼などが書いてあって内容は古くなりますし、
「選挙が終わったら剥がしてね」
というところもあるので、できるだけ選挙後すぐに伺うのが望ましいと言えます。
選挙期間中は1,000枚まで本人の顔を載せたポスターが貼れるため、小選挙区当選を目指すならまず選挙区内でポスター掲示場所を1,000箇所開拓することがマスト!
と業界内では言われているのですが、新宿区・千代田区で開拓できたのはトータルで400枚弱程度…。都心の選挙区で1,000枚はなかなか厳しいものがあります。。(言い訳したらいかんのですけども)
なので、1,000枚以上貼っている人に比べれば負担は少ないものの、それでもけっこうな数ではあるので、スタッフと手分けをして剥がして、貼り替えて。
優しい言葉をかけてくださる方もいれば、「剥がしに来るのが遅い!!」と怒られることも。
負けた選挙の後に、さらに自分の顔を剥がしていく作業は精神的に辛いものですが、感謝の気持ちを忘れずに、ここからまたリスタートです。
1~2週間の間に目処をつけたいなあと思っています。
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そして午後は新幹線に乗り、大阪の党本部で私が参加する最後の常任役員会へ。
政調会長の任を解かれ、これで完全に素浪人です(一般党員としての党籍は残ります)。
役員会では常任役員の1人が「音喜多さんには、今後も何らかの形で政策に関わってもらう処遇を考えてはどうか」と提案してくださり、思わず涙がこぼれました。
優しさが本当にありがたく、また自分の力不足が不甲斐ない限りです。
上記の処遇も含めて、今後のことはまったくの白紙です。まずは地域を回り、事務所スタッフの雇用を見つけ、生活を立て直します。
明るい光を目指して、少しずつ這い上がっていきます。
落選日記も続いていく。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年10月31日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。