日本時間5日夜からアメリカ大統領選挙の投票が始まりました。今回の選挙は、民主党のカマラ・ハリス副大統領と共和党のドナルド・トランプ前大統領が接戦状態で戦いを繰り広げる中、国内外で注目を集めています。米国の選択が世界の政治秩序に影響を及ぼすことから、各国もその動向に注視しています。
アメリカ大統領選挙は有権者の直接投票によるものではなく、選挙は選挙人制度に基づきます。各州ごとに「選挙人」を選出する仕組みです。基本的に「勝者総取り方式」が採用されており、全538人の選挙人のうち、過半数270人以上を獲得した候補者が勝利する仕組みです。
1) いよいよ米大統領選の投票があすに迫りました。すごく単純化すると、「50州538人の奪い合い」です。
ですが、「ほぼ確」の州が43州なので、焦点になるのは7州93人。ハリス氏は44人、トランプ氏は51人とれば、次期大統領になります。わかりやすい解説はリンク先を。https://t.co/BHYBerHRRN
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) November 4, 2024
スウィングステートと言われる激戦州の93人の選挙人の獲得が焦点となっています。各州ごとに投票が締め切られた後、開票が順次行われます。
というわけで、当日の追い方です。これが基本の地図で、赤にも青にもなっていないところが接戦州。ここだけが問題になります
東海岸で開票が行われ始めたらまずはペンシルヴァニア州をみるようにしましょう 28/ pic.twitter.com/J0reAeHJdg
— 堀 正岳 @ めほり (@mehori) November 4, 2024
日本時間の6日朝から開票が始まりますが、郵便投票の多さや再集計の必要性が発生する可能性があるため、結果の確定に時間がかかることも予想されています。
大統領選は、まずは、この5州の結果だけをみてればよいかと。fivethirtyeightの開票進捗予測をふまえると日本時間では
NC州 11/6(水)10:30頃
GA州 11/6(水)12:30頃
MI州 11/6(水)13:30頃
※集計を早める規則変更しているので期待も込めて
WI州 11/7(木)15:00頃
PA州…— Reika.H (@doll__en) November 4, 2024
今回の選挙では一部州が司法省の監視員派遣を拒否する事態や、投票所でのシステムトラブルが発生しており、選挙の公正さと安全性に対する不安が残ります。
接戦が予想されるワシントン州の投票箱が燃やされた事件。犯人は不明、数百個の投票用紙が手作業で修復されている最中。様々な理由で「民主主義の崩壊」を最も身近に感じる選挙になっている。
pic.twitter.com/X5O2lnuaAy— Daniel Takeda (@daniel_takedaa) October 30, 2024
また、過去には接戦によって結果が確定するまで数日を要した例もあり、法的争いが今後も続く可能性があります。
アメリカ大統領選挙・全米各州の投票締め切り時間です。(時刻はすべて日本時間) 開票はインディアナ州・ケンタッキー州から始まり即日開票されますが、大接戦の場合は大勢が判明まで数日以上かかる可能性があります。#アメリカ大統領選挙 pic.twitter.com/83jxnXq0uF
— 六衛府 (@yukin_done) November 5, 2024
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ハリス氏は、社会福祉充実を目的に法人税や金融所得課税の引き上げを掲げており、株式市場にはマイナス材料と見られる可能性があります。特に大富豪の未実現利益への課税が、市場の暴落を引き起こす懸念もあります。トランプ氏は、法人税減税や国境付近の壁の建設再開、米中貿易の関税強化を掲げており、これらは株式市場にプラス材料とされますが、インフレ再燃の懸念も指摘されています。
これまでの大統領選ほど警戒されていないのは、どうせねじれるから大した政策ができないというのが大きいんじゃないかな。
— Shen (@shenmacro) September 11, 2024