韓国では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の「非常戒厳」宣言を受け、野党が弾劾議案を提出し、7日の採決を目指しています。可決には与党「国民の力」から8人以上の賛成が必要ですが、「国民の力」は党として反対する方針です。しかし、与党内でも戒厳への反発があり動向が注目されています。
韓国 ユン大統領の弾劾議案 与党議員の動向が焦点にhttps://t.co/X25hVlHjxX #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) December 5, 2024
また、韓国軍高官らが戒厳宣言を事前に知らされていなかったと証言し、関与が指摘された金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防相が辞任しました。検察は金前国防相の捜査に着手しており、政局の行方が注視されています。
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弾劾訴追の可決には、与党「国民の力」から少なくとも8人の造反が必要とされますが、現状では与党から十分な支持を得ることは難しいようです。
韓国・尹大統領への弾劾訴追案「可決は困難な可能性」 最大野党代表(日テレNEWS NNN)https://t.co/eaKnGzlPia 「弾劾訴追の可決には、与党から少なくとも8人の造反を必要としますが、最大野党の代表は海外メディアの取材に対し、「与党からの十分な支持を集めるのは難しい可能性がある」と」
— deepthroat (@gloomynews) December 5, 2024
野党「共に民主党」のベテラン議員は、「弾劾発議が早急であり、現時点では可決が難しい」と指摘し、与党に十分な判断時間を与えて造反者を10人以上確保してから発議すべきだったと述べているそうです。
「弾劾発議が早すぎて現状では弾劾案可決は難しい。与党に判断する時間を与え造反者10票以上を先に確保し発議すべきだった」、「弾劾を政争の道具にしてはならない。国政の責任を担う態度で必ず成功させ、国の混乱を収拾するもの」。共に民主党のベテランの発言。今日の記事の中で最も印象的でした。
— 徐台教(ソ・テギョ, 서태교) (@DaegyoSeo) December 5, 2024
今回の弾劾発議に関して日本も他人事ではないようです。
価値外交という名目で地政学的なバランスを無視し、北朝鮮、中国、ロシアを敵視し、日本中心の奇妙な外交政策を固執し、日本寄りの人物を政府の主要ポストに任命するなどの政策を展開することで、北東アジアで孤立を招き、戦争の危機を引き起こして国家安全保障と国民保護の義務を放棄した。
韓国の制度もいろいろ問題を抱えています。
韓国の政治状況、どうも野党が国会で検察や官僚をガンガン弾劾してるらしく、民主主義云々というより制度設計で失敗してるんじゃないか感が溢れる。
— 扶桑委員会 (@fussoo_moe) December 5, 2024
韓国のユン大統領が非常戒厳を発令し、撤回した件。憲法に定められた戒厳の趣旨と手続きに則ったものであったかどうかが、今後の争点となります。大統領の声明を見る限り、典型的な有事ではなく国会による予算成立阻止や高位の公職者への弾劾乱発が、原因=動機であることがわかります。…
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) December 5, 2024
早期の弾劾は困難でも、韓国政治の混乱はしばらく続くようです。