京都の北陸新幹線「通せんぼ」は許されない:京都迂回路線の提案

北陸新幹線についての、京都のいけずで北陸の人をバカにした下劣なわがままは京都市民として恥ずかしい。

北陸新幹線 JR東日本HPより

全国的な交通網を通過させるのを地元の損得で決めるのをゆるすなんて許されない。滋賀県にとって東海道新幹線が通過することになんのメリットもないから、米原か草津あたりで終点にさせて、京都の人は在来線でそこまで来て東京と行き来したらどうか。

静岡県のリニアについての妨害は、JR東海にも批判されるべき所があったが、北陸新幹線については、長い間、議論して現在の案があるので、いまごろになって、文句言うのがまずおかしい。京都府や京都市が知らなかったわけでない。京都の知事や市長は市民の理解を得るのが大事とか言っているが、無責任にもほどがある。

地下水についても、大深度地下を掘ることの影響は京都市内を走る地下鉄、阪急、京阪に比べて影響は少ないのであって、まったく非科学的な主張だ。

それに食品、酒、ほかの産業でも、井戸水を成分無調整で使っているなんてごく例外的なものだろう。日本酒だって、昔は、それぞれの土地の水で味が随分違ったが、現在は調整しているから地下水の成分にそれほど制約されるはずがない。それに伏見の蔵元は、昔から桶買いで各地の酒を集めてブレンドして売っているではないか。

そんな京都の井戸水が決めてなら、どこの水を使って、成分を調整しているかどうか、表示して京都産品は京都の井戸水無調整で使っているものだけが名乗れるようにすればいい。

また、京都仏教会という観光寺院などでつくる会が千年の悔いを残すとか言って反対しているが、本山が熱心な仏教徒が多い北陸の人が京都に来るのを邪魔して何が嬉しい。

北陸新幹線の開通以来、北陸の子どもたちが東京の大学にシフトしているが、その流れをより加速させることになるだろう。

だいたい、京都はリニアについてももたもたして奈良にとられて辺境化しそうだし、空港はないし、みすみすチャンスを失っている。

京都が市内を通したくないなら、いっそうこんな案はどうか。ふたつの案を示すが両方、駅を多くして在来線的な使いからも併用できるようにした。東北新幹線建設時に埼玉県内の反対を抑えるために埼京線を建設したのだから、平行線を建設してもいいのだが、せめて駅を多くして地元の利益をはかったらいい。

  1. 敦賀→三方→小浜東郊外→朽木→途中→大津市北部(湖西線乗り換え)→六地蔵(奈良線・地下鉄・京阪)→松井山手(学園都市線)→新大阪
  2. 敦賀→塩津(湖西線・北陸本線)→米原→東近江→甲賀(草津線)→城陽(奈良線)→松井(学園都市線)→新大阪

google map より筆者作成

これは現行案よりかなり地上部分が多いので建設費も安くなる。