きょうは石破茂の素晴らしきブーメランから。
かつて自民党側に法案成立などを条件に解散すると言い出し、谷垣を騙して法案成立させた途端に約束はそのうち守ると言い出して総理の座に居座り続けようと野田佳彦が約束を反故にした時のものです。
自身が総理に居座るために解散や退陣の確約という嘘で騙す手を菅直人に続いて使っていた嘘つきが野田佳彦でした。
当時の野田佳彦はナルシストなその性格もあって事実に基づいて「嘘つき」と指摘されているのに嘘つきと呼ばれる事を非常に嫌っていました。
では、ロシアは秘密にしようとしているもののバレバレの北朝鮮兵の記事から。
【北朝鮮兵、誤射事故でロシア兵3人射殺】
ロシアのクルスク地域で退却していた北朝鮮軍が誤射事故を起こし、ロシア兵3人が死亡したと伝えられた。米ラジオ・フリー・アジア(RFA)は親ロテレグラムチャンネル「クレムリンウインド」を引用し、「先月29日(以下、現地時間)に北朝鮮兵がウクライナ陣地を襲撃した後に退却する過程で事故が発生した」と伝えた。
クレムリンウインドによると、ロシア兵は北朝鮮兵が戦場から脱出できないよう監視し、退路をふさいでいた。ところがある時点から北朝鮮軍が敵軍(ウクライナ軍)から打撃を受け始め、軍隊は退却を決めたが、この過程で北朝鮮兵1人が言語の壁のためロシア兵3人を集中砲撃したと伝えられた。
クレムリンウインドは「ロシア兵を砲撃した北朝鮮兵は拘禁されたが、彼を次の戦闘場所に送ること以外には事実上処罰する方法がない」と伝えた。
(2025/1/2 中央日報日本語版)
ロシアの先方は兵士達の命を使い捨てにして前進するという戦法です。
このため督戦隊を用意して逃げだそうとする兵士を後ろから撃ち殺すという極めて野蛮なやり方を取っています。
一方で北朝鮮の金王朝がロシアに貸しを作るために精鋭部隊などと嘘をついて送り込んでいる若い兵士達は明らかな無駄死にを受け入れたくない人達も少なくありません。
このためロシアは「誤射」と称していますが、無謀な突撃死戦術から退却するために督戦隊を撃ち殺す形になっているようです。
ロシアの戦術はウクライナ兵に比べて5倍以上とも言われるとんでもないキルレシオで兵を使い捨てにしながら進む形ですから普通の人だって現場の兵士だって「無謀な戦術」と考えるでしょう。
ロシアとしては消耗し続けていくことでウクライナに勝つという考えなのでしょう。というよりこの道しか勝ち方が見えていないのだろうと思います。
そのためにこれまではインド人などの人達を騙して動員してこれを使い捨てにしていたもののこれにインド政府が激怒して同じ手を使えなくなり、ロシア内からの動員も限界が来てしまい、それならばと情けなくも北朝鮮を頼った形でしょう。
それで北朝鮮兵が言うとおりに文字通りの使い捨ての肉弾という作戦を受け入れられるかどうか。
残念ながらそううまくいかず、そこかしこで「誤射事件」が起きているようです。
また、ロシアと言えば天然ガスを使った資源外交ですが、
【ロシアがガス供給止めて親ロ派地域で暖房停止 モルドバへの圧力裏目】
ロシアが1日、旧ソ連構成国のモルドバへの天然ガス供給を停止したところ、同国内で親ロシア系住民の分離独立派が支配する「沿ドニエストル」地域の住宅で暖房が止まる事態になった。モルドバ政府の支配地域は、主にルーマニアからガス供給を受けて現時点では問題ないとみられ、ガスを使ったロシアの圧力が裏目に出た形だ。
沿ドニエストルのエネルギー会社が住民に出した通知によると、1日午前に暖房や調理向けのガス供給が停止し、ガスの栓を閉めるように求めている。供給再開の時期は書かれていない。
沿ドニエストルの住民は「朝からお茶も沸かせなくなった」と嘆いている。英紙ガーディアンによると、同社は住民に、「暖かい服を着て、家族が一つの部屋に集まり、窓やベランダのドアに毛布や厚手のカーテンを掛け、電気ヒーターを利用する」よう呼びかけているという。
ロシアはウクライナ経由で沿ドニエストルに年間約20億立方メートルの天然ガスを供給してきたが、ウクライナが通過契約を延長せず、1日に供給が止まった。
~以下省略~(2025/1/2 朝日新聞)
モルドバの支配地域には親露派の沿ドニエストル共和国が作られています。
国家承認されていませんが、ロシアがここに天然ガスを実質無償で供給することでこの沿ドニを存続させている形になります。
そしてロシアはモルドバ政府にこの沿ドニエストル共和国に供給している膨大なガス料金をモルドバ政府に請求しています。
モルドバ政府はこれを払う理由がありません。
そこでこの支払いを名目にモルドバ政府に圧力をかけようと「払わないのならガス供給を止める」と止めてしまった形です。
一方でモルドバ政府はルーマニアからガス供給を受けて問題を回避し、沿ドニの住民がガス供給停止による影響をもろに受ける形になり、ロシアにとっては作戦が裏目に出て大失敗となっている状態と言えます。
こうなるとモルドバは脱ロシアをさらに加速させていくことになるのだろうと思います。
天然ガス供給で生殺与奪を握ったからと調子に乗って圧力外交に出たらもろに裏目に出たロシア。
貧すれば鈍するとは言いますが、ウクライナ侵略戦争を失敗したと認めるわけにはいかず、泥沼の消耗戦を続けている状態です。
ロシアは伝統的に約束を守らない火事場泥棒の国です。
ですので日本が自衛隊を北方領土近くに展開させて演習させれば、それだけで「俺たちなら必ず火事場泥棒する」と考えてロシアは勝手にプレッシャーに感じると思います。
弱っているところをさらに神経をすり減らさせてやる方がよほどに日本にとってプラスな条件を取りやすくなるんじゃないでしょうか?
ただし、歴代内閣を後ろから撃ってマスゴミにチヤホヤされていた頃の成功体験が辞められないらしい石破茂はその頃と同じような情報発信の仕方で、とても官邸として機能しているような状態にはなっていません。
挙げ句に自身が外務大臣に抜擢した媚中親北の岩屋毅が米国トランプ次期政権放置でがんがん媚中路線を突き進んでいる状態です。
そんな人間だからこそ言葉が軽いこと軽いこと。
【岩屋外相 石破首相とトランプ氏との関係構築への期待を示す】
トランプ政権が1月に発足することについて、岩屋外務大臣は、日米同盟は、国際秩序を守っていくうえでの公共財だとしたうえで、正しくリーダーシップが発揮されるよう、同盟国として連携していく考えを示しました。また、石破総理大臣とトランプ氏は、「ひざを交えて話せば肝胆相照らす仲になるのではないか」などと、関係構築への期待を示しました。
~中略~
また、日中関係をめぐり、戦略的互恵関係の構築を推進していく重要性を重ねて強調したうえで、先の両国の合意に沿い、ことし、できるだけ早い時期の王毅外相による日本訪問の実現に向けて、調整を急ぐ考えを示しました。
~以下省略~
(2025/1/2 NHK)
せっかく安倍昭恵氏がお膳立てしてくれたのに、1月の訪米を石破茂の方から見送る判断をしてしまう程度には外交センスのかけらもありません。初手からトランプ次期政権に対しての優先度が低いと受け取られかねない手を打っておいて関係構築もへったくれもないと思います。
岩屋毅としては媚中ずっぽしでトランプ次期政権が発足するまでに中共に媚びに媚びておきたいところなんでしょう。
それがトランプ政権にどのようなメッセージに取られかねないかということなどまるで考えず。
本当に岸破政権はとっとと消えてもらいたいです。党内政局最優先で全く戦略がないのですから。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年1月3日のエントリーより転載させていただきました。