今度は年金保険料の改悪:現役世代の不満と負担は頂点へ

衆院選が終わってから、厚労省が矢継ぎ早に保険料を上げる施策を出してきています。制度を維持するのに必死なのはわかるんですがね…。

今度は年金保険料で、また現役世代の厚生年金保険料を上乗せして、年金財政を維持するための財源に使う腹づもりのようです。

年金改革関連法案が出されるとのことで、詳細は今後確認ですが、「標準月額報酬」の上限区分を追加する(上限を引き上げる)ことなら、厚労省の判断だけでできてしまうんですよね。

https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001183530.pdf

上記の資料に色々と難しい制度設計が書いてありますが、要は理屈を立てれば保険料は引き上げられてしまいます。

今の年金制度を維持することが、果たして社会の全体最適なのか。制度維持して国滅ぶということにならないか。

現役世代の不満と負担は頂点に達しています。こうした小手先の負担増で財政を維持するのではなく、基礎年金は廃止も含む抜本的な見直しを。あるいは歳出カットの断行を。

今夏の参院選の大きなテーマです。みんなで社会保険料負担を下げましょう。

mapo/iStock


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2025年1月16日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。